月別アーカイブ: 2013年11月

冬支度

11月9日の朝、山形県東根市ではこの冬一番の冷え込みでした。
-1.7℃ この冬初めてのマイナスの気温です。
あたり一面真っ白に霜が下りました。

大根も霜が降ったし、9日は朝からいいお天気なので
漬物にする大根を洗うことにしました。

大根畑で比較的細い大根を見つけて土から抜いて
葉っぱを切り落とします。
ゴム手袋をしているので大根に付いている土を落とします。
それをコンテナに入れて、近くの堰(せき)に持っていって
洗うのです。・・・かなり「おしん」みたいな世界です。

実は私は堰で菜っ葉や大根を洗ったことがなく
まるで「川で洗濯する」おばあさんのような気持ちになりました。
堰の水はそれほど冷たくなく、
昔から菜っ葉などはここの堰の水で洗っていたそうです。


この水を「ブナの水」と呼んでいるとキヨノちゃんに聞きました。
きっとブナの森から流れてくる水なのでしょう。

洗った大根は縄で編んで軒下につるします。
これで沢庵を漬けます。
また干していない大根を使って「生漬け」という沢庵も漬けます。

太い大根は土に埋めて越冬用の野菜にします。
まもなく雪の下になるので春まで大根を食べます。

シナモンロール

11月8日のパン教室は
映画の「かもめ食堂」のシナモンロールが食べたいという生徒さんのリクエストで
本物のシナモンロールと紅玉の焼りんごを作りました。


シナモンロールの中身は
オーガニックシナモン、バター、アーモンドペースト、ラム酒、卵黄、
きび砂糖がたっぷり入ったシナモンペーストと
ラム酒に漬けたレーズンがたっぷり入ったもの。
カルダモンも入ってちょっと爽やかな大人の味わいです。
甘すぎず、これぞ本物の味?
かもめ食堂のレシピ通りだとパン教室の生徒さんがみんな
マツ●デラッ●スになっちゃうよ~って
それは困ります・・・

焼りんごはくりぬいた芯の部分にこのシナモンペーストを入れて
あまり甘くなく紅玉の酸っぱさを残して焼き上げました。

リンゴを丸ごと一つ食べられるなんて・・・
シナモンとリンゴで汗が出るくらい体が温まりました。
久しぶりに6人のフルメンバーの参加で
おしゃべりにも花が咲きました。

かもめ食堂といえば「おにぎり」
シナモンロールの場面はすっかり忘れていました。
2回も映画を見たのにどこを見ているのでしょう。
パン教室の先生がかもめ食堂の話をするまでは
すっかり忘れていました。今もどの場面だったか思い出せません。

かもめ食堂の三人
おにぎりを作るシーン
一番右側=あんべちゃんもいました=片桐はいり さん
左側は もたいまさこ さん


サチエさんの焼くシナモンロールです。
ご参考までに ↑
「かもめ食堂」のシナモンロールのレシピは
かもめ食堂を手がけたフードスタイリスト飯島奈美さんが作ったそうです。

こんなケーキが

こんなケーキが欲しいとはいいませんが
インターネットで見ていると実におもしろいケーキが世の中にあるものです。
ネットでケーキも買う時代なんだと思うのであります。


本日で53歳になりました。
この1年いろいろな「上り坂」「下り坂」「まさか」がありましたが
皆さんに支えらえて乗り越えてこられました。
ありがとうございました。
感謝感謝です。

誕生日のブログはとっても迷って、恥ずかしくてなかなか書けなかったけど
皆さまへの感謝のお礼を書きました。
つたないブログですがいつも読んで下さってありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

いくらてんこもり

どうしても食べたかったローソンのおにぎり。
お米を作っているのにおにぎりを買うなんて言語道断と言われそうですが
たまに無性に食べたくなるのです。

それはシーチキンマヨネーズおにぎり
それを買いに行こうと思っていたら
目に飛び込んできたのは「いくらてんこもり」230円


どのくらいてんこもりなのか・・・
期待わくわく


う~~~んこんな感じです。
ちょっと残念かな。
でもご飯は普通のおにぎりよりふわっと結んである感じでした。
ネーミングで買ってしまう私なのでした。

引き続き~ラフランスの箱詰め作業です

今年はラフランスの表面に黒い点(ホシ)が比較的多く見られます。
それはどうして?????

2013年年明けには大雪
サクランボの時期には空梅雨
7月の豪雨でラフランスの畑は腰あたりまで冠水
相次ぐ台風の襲来

今年のラフランスの命名は
数々の試練を乗り越えて打ち勝った
「収穫の恵みちゃんラフランス」です!

しかし・・・この長い道のり
少雨と多雨をいったりきたり
ラフランスには相当のストレスがかかっていると思われます。
困ったことにこの黒い点(ホシ)は熟成するに従って大きくなっていきます。
まあ、順調に熟成して、甘くなってきた証し(あかし)ということも言えますが・・・

果樹園うめつのラフランスは少し硬い状態で発送するので
「お家に着いた時にみんな柔らかかったら食べるのに忙しくて大変!」
「硬いラフランスが好き!」
「硬いラフランスの方が加工がしやすい」などなど
いろいろなご意見を聞いて硬めの状態で発送しています。
食べ頃もパンフレットに書いてあります。

だから黒い点(ホシ)は天敵のようなものなんです。
キヨノちゃんも目を皿のようにして見ています。
私も発送の時によ~く見ています。
毎日目が疲れます。気も遣います。
夜になるとぐったりです。泣き言ばかりでごめんなさい。

お届先に着いた時にはどうかどうかよろしくお願いいたします。

ちょっと楽しいお話を~
ゴールド・ラフランスって知ってますか?

緑色のラフランス
黄金色のラフランス
ラフランスって2種類の色があります。
黄金色のラフランスをゴールド・ラフランスというそうです。
私も知りませんでした。
もしゴールドラフランスが入っていたらラッキーです。
お味も違うそうです。

この写真 ↑ だとみんなゴールドラフランスに見えてしまいます。
ストロボのせいでしょうか?

ラフランスの箱詰め

いよいよ11月5日(火)本日からラフランスの初出荷となります。

11月4日にはラフランスの箱詰め作業が始まりました。
11月5日、6日の発送分です。
ラフランスはご注文分のキロ数が決まると
発送の10日~1週間前に冷蔵庫から出して熟成に入ります。
それゆえ、ご注文頂いてもすぐに発送ができず
発送が先になってしまうのです、ごめんなさい。


ラフランスの箱詰め作業はキヨノちゃんのお仕事です。
前日にラフランスの軸を切って、黒いホシがあるかどうか
検査をしました。
もう一度箱詰めする時にぐるっとまわして白いキャップに入れます。

そして発送当日に私が梱包する前にもう一度ラフランスの状態を見ます。
3度チェックをしますが
今年はラフランスの表面に黒い点(ホシと呼んでいますが)が
比較的多く見られます。
この黒い点が熟成するに従って大きくなっていきます。
箱つめの段階で発見できればいいのですが
お届けしてから発生することが多く、心配でたまりません。
熟成されて甘くなってきたという証拠でもありますが・・・

この黒い点の原因は長雨のせいか、
少雨と多雨を行ったり来たりしたせいかわからないのですが
今年は年明けの大雪
サクランボの時の長期の空梅雨
7月の豪雨によるラフランス畑の腰あたりまでの冠水
相次ぐ台風の襲来などなど
とてもストレスの多いラフランスとなっています。
詰めている私たちは、無事にお届先に到着するように祈っています。
どうぞラフランスのことをよろしくお願いいたします。

ラフランスの枝焼き

ラフランスの畑は2箇所あります。
1箇所は昨年の秋に大々的に剪定をして実がならないのでは?
と思うくらいに切ったのですが
なんとなんとこの秋たくさん実がなりました。

それでもう1箇所の畑も思い切って剪定してもらうことにしました。
自分の木だと思い切って切れないそうで
プロの剪定人に来てもらい、大々的に剪定をしました。

それでこんなに枝が出たのです。


この枝を集めて焼きます。
枝は光合成で二酸化炭素を吸収しているので
枝を焼いても温暖化になることはありません。プラスマイナスゼロです。
ご安心下さい。

この枝、はじめちゃんが切って集めてくれているので
軽トラックに積むだけですがこれがかなり重いのです。
私は猫の手!!!!なんて言って
清さんと一緒に集めていきます。
はじめちゃんは焼き方です。


焼いも焼いたらよかったな~
でもこの火の勢いだと丸こげかな?
とにかくよく燃えます。この灰はいい「あく」になるそうです。
「あく」はわらびのあく抜きなどに使います。
火のそばに行くと枝がパチパチとはねて
化学繊維のジャンバーはすぐに穴だらけになってしまいます。

ラフランスの枝を使った化粧品なんていうのを聞きます。

ホームページを見てみると
ラフランスを使った基礎化粧品
山形県寒河江市の日東ベストという食品会社が作っているのですね。
知らなかった・・・
もし枝を焼かないで集めに来てくれればお役に立てるのに~残念です。

リンゴの名札付け

11月2日の山形県東根市は風もない小春日和。
農作業には絶好の日です。
今までどうしてもやりたかったのはリンゴの木に名札を付けること。

リンゴを収穫する前に品種の名札をつけておかないと
どの木がどの品種だかまったくわからなくなってしまいます。

昨年の暮れに知人のおじいちゃんが脳溢血で倒れて入院してしまい
リンゴ畑を引き継ぐことになりました。
それゆえ、今年は初めての収穫なのです。
いったい何本あるのか、どんな品種なのか
倒れたおじいちゃんの奥さん(つまりおばあちゃん)に
畑に来てもらって木にしるしを付けたのですが
正式に果樹園うめつのリンゴ畑になったので
しっかりと名札を付けようと思っておりました。

品種と番号を印刷したものをラムネートフィルムで防水して
木に縛って行きました。


この子はふじ②ちゃんです。
これでノートにこの②の特徴を書き込めばOKです。


名札アップ!
書体もまるまる可愛くなるように丸ゴシックにしました。
赤文字にすると赤字になったら切られちゃいそうなので
黒文字にしました。


この子は津軽というリンゴの中では一番早く収穫できる品種です。
「つがる」とひらがなで書けばもっと可愛かったな~
津軽と漢字で書くと昔懐かしい夜汽車みたいです。
寝台特急「津軽」って土曜ワイド劇場にでてきそうです。

長瀞小学校の紅葉


写真は山形県東根市立長瀞小学校の校庭側の土手の桜並木です。
すっかり赤くなってとてもきれいです。
もうすぐ散りそうです。
写真の奥は国道13号線バイパスです。
左側に行くと新庄方面、右側に行くと山形方面です。
奥の山は宮城県との県境のある関山峠のある山でしょうか?

桜の花の時期はとてもきれいでした。
この土手の内側は校庭になっていて
小高い山もあり、冬にはこの山からスキーで下りてくることもできます。
立派な土俵もあり、相撲大会もひらかれます。

娘はこの小学校に4年生まで通いました。
息子は幼稚園から中学校まで仙台市でお世話になりました。
運動会はお弁当を持って朝から家族で見に行きました。
秋にはイナゴ取りの授業もあったそうです。
冬には田んぼスキーにも行きました。
まるで私が行ったようですが、すべて娘から聞いたことです・・・

私は渋谷区の小学校に通っていたので
娘からの話がまるでおとぎ話のようだったのを今でも覚えています。
今は全校生徒が100人にも満たない小学校だそうですが
行き会うと必ず向こうから挨拶をしてくれる関心な生徒たちです。
この子達が高校生になるとどうして挨拶をしないのか不思議になりますが・・・
(余計なことですみません)

紅葉が里にも下りてきたと思う景色でありました。

ドラゴンフルーツ

沖縄に住んでいる先生から送られてきたドラゴンフルーツです。

私は見るのも初めて
はじめちゃん、きよのちゃんも見るのも初めてで
もちろん食べるのも初めて
もうドキドキの瞬間でした。

どうやって切ったらいいのかをネットで調べてから切ってみました。

包丁までピンク色になるほど色素が濃い!
手までピンク色になりました。

お味はほどよい甘さ、
ゼリーみたいな食感、黒いプチプチの種がキウイみたい。
でも最後に秘密のスパイスの味がするのです。
私の思いすごしかしら?
ドラゴンフルーツってサボテンの一種だと聞きました。

このピンク色はアントシアニンかな?
自然界にもこんなにすばらしい色があるんですね。
東北では考えられない色
赤肉種に含まれる色素は天然色素として染料や口紅などに使われているそうです。
衣服などに付着すると落ちにくいそうです。

やっぱり沖縄は南国なんだと、ドラゴンフルーツをみて思うのでありました。
先生ありがとうございます。