月別アーカイブ: 2012年4月

岩出山の有備館

4月28日は朝からとてもお天気がよかったので
以前から行ってみたかった岩出山に出かけてきました。

岩出山は宮城県の北にあり、仙台市泉区からは高速を使わずに行っても
1時間半くらいで到着しました。
岩出山は山形から鳴子まわりで帰ってくる時に何度も通っていたのですが
有備館によったのは初めてでした。
岩出山は伊達政宗が仙台に城を築く前に12年間住んでいた山城です。
有備館の説明


有備館の正面です。桜が満開でしたが
地震によって壊れた建物を改装中だったので無料で入場できました。
桜も池の周りに何本かありましたがちょっと淋しい感じでした。


有備館のすぐ前には有備館駅がありました。
かわいい無人駅で陸羽東線(新庄~小牛田)の駅で、隣り駅が岩出山です。


有備館の庭を見ている時に外側に川の流れの音が聞こえました。
川好きの清さんは川を見ないと気がすみません。
わざわざ有備館を出て駐車場を抜けて川に出ました。
川と言っても堰と書いてありました。堰の山川は岩出山の山城になっていて
天然の要害になっているようでした。


その山城の城山公園にも上ってみました。
ここは桜の名所、SL公園にはたくさんの桜が咲いていました。
そこをまた上っていくと伊達政宗立像が立っています。

駅にあった伊達政宗橡は↓

以前は仙台駅にもこの像と同じ政宗橡があり
待ち合わせスポットとして有名でしたが
今はここだけになってしまいました。

仙台の桜~2

4月28日連休の初日は仙台はとてもいいお天気です。
仙台市泉区将監の桜も散り始めるのではないかと
ぶらぶらとお散歩に行ってみました。


桜並木の午後は三々五々人が歩いています。
桜の下でシートを広げている人たちもいました。


ちらちらと散っている桜もありましたが見事に満開です。


帰りは坂道を下りててくてく歩いて帰りました。
日差しが強いけれど風もあるので、暑さも感じずに
ちょうどいいお花見日和でありました。

つくし


田んぼのあぜ道でつくしを見つけました。
よ~~く見るとつくしがあちらこちらに出ているのが見えました。


つくしは食べられるというのですが
何となく食べるのはチョット・・・
きっと小さい時から食べているとそんなでもないのでしょうけれど・・・

山形の家でも食卓に出てくれば食べるのですが
今まで作ったことはありません。

つくしやノビルは小さい頃、山手線の土手で見つけました。
映画、三丁目の夕日の時代だったので
渋谷と原宿の間の山手線の土手に入ることができました。
昭和30年代の真ん中から後半にかけてのことです。

つくしの作り方を見ると
はかまを取って一旦ゆでてから炒める。
からいりしてから煮る方法と2種類あるそうです。

仙台の桜満開

4月25日の仙台市泉区将監(しょうげん)の桜です。
徳洲会病院で殺人事件があったのでアップが翌々日になってしまいました。

26日は朝から雨が降ったりやんだり、風の強い日でした。
夜8時頃からは強い雨が降り出し、
桜は散りかけてしまったかもしれません・・・


車の中から写真を撮りました。
ここは駐車場がないので、みんな三々五々歩いています。
うちからは坂をずっと上がって行かなくてはならないのですが
おおよそ15分くらいのずっと上り道です。


この日は桜が満開に近かったので
泉郵便局の前も車がびっしり、のろのろ運転でした。


信号待ちの時に下から桜を写してみました。
桜の精がいるみたいな幻想的なアングルになりました。

桜といえば新古今和歌集の西行法師の和歌

願わくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃

桜の時期になると古典の授業の時に二宮むら子先生に習ったこの和歌が
思い出されます。
古典の授業けっこう好きだったな。
西行さんは吉野山の桜が好きだったそうです。
その頃の桜といえば山桜ですね。
山桜はソメイヨシノよりも色が薄く
日本人の情緒にとても合う桜だと思います。

そうそうNHKの平清盛で佐藤義清が出家して西行になりましたね。
藤木直人君かっこいい~

殺人事件!!!

4月24日夜、山形からの帰りに仙台の家の近くの徳洲会病院の
駐車場が赤色灯がピカピカして騒がしかったのですが
救急病院でもあるので、事故がおきて救急車がたくさんきたのかな?
くらいしか考えていませんでした。

ところが一夜明けて朝のニュースで
「出火、車内に男性遺体 仙台・泉区の徳洲会病院駐車場」とあり
もうびっくり!
家の斜め前の病院なのです。

以下は4月25日、河北新報より。
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 24日午後2時15分ごろ、仙台市泉区七北田の仙台徳洲会病院の駐車場で、
止めてあった軽乗用車から出火、駆け付けた消防隊員が車内から男性の遺体を見つけた。
宮城県警泉署は事件、事故の両面から捜査。25日に遺体を司法解剖し、身元や死因を調べる。
捜査関係者によると、男性は40代以上とみられ、顔にあざのような傷が数カ所あった。
後部座席の足元部分に左半身を下にして横たわっていた。
焼けたのは後部座席の一部などで、男性は服の一部が焦げた程度だった。
男性は靴を履いており、紫色のナイロンジャンパーと黒のズボンを着用していた。
車のキーは差し込まれたままで、ドアはロックされていなかった。
軽乗用車は昨日夜、駐車場に止まっていなかったとみられる。
車内には男性の身分証明書のような書類や男性のものとみられるバッグがあったという。
泉署によると、24日午後1時55分ごろ、通行人の男性が車内に煙が充満しているのに気付いて
病院側に伝え、病院関係者が119番した。
現場は仙台市地下鉄泉中央駅から北西に約500メートルの場所にあり、住宅や田畑が点在している。

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4月25日午後3時頃、仙台泉警察署の刑事さん二人が
いわゆる聞き込みにきました。
わわわわ~~~
警察手帳をしっかり見せてくれました。
サスペンスドラマみたい!
不審な車はみませんでしたか?
何か音や声は聞きませんでしたか?
金色の軽の車は見たことがありませんか?
などなど

ちょうど山形に行っていて帰ってきたのは19時頃でした。というと
名前と生年月日と仕事を聞かれて、手帳に書いていました。

今日の夜のニュースでは車の中で亡くなっていた男性は
仙台市太白区に住む60歳の男性だそうです。
首には鈍器で殴られたような痕があり、
同課は殺人・死体遺棄事件として泉署に捜査本部を設置し
150人体制で操作にあたっているそうです。

サスペンス劇場が大好きな私としては興味津々。
でも戸締りをしっかりして、夜は出歩かないなど
もし殺人犯とばったりなんてことになったらどうしよう?
なんちゃって~
桜が満開で本当は夜桜見物に行きたいのですが夜はやめました。
明るいうちに桜を見てこようと思っています。

田んぼのお仕事

昨日からの雨があがったばかりの4月24日
雨上がりの朝です。
今日は田んぼの肥料をトラクターでまいていく作業です。
実際にトラクターに乗るのははじめちゃんですが
私は軽トラックに肥料の袋を乗せて田んぼに運んだり
肥料をトラクターの箱に入れたりするお仕事です。


田んぼにトラクターが登場しました!
前に黄色い肥料を入れる箱を付けています。
この箱に1袋20キロの肥料を3袋も入れます。
あああ”~重い!
もちろんはじめちゃんも一緒に持ちあげてくれます。

実は私、右手のひじと親指の付け根が痛いのです。
痛みがひどく、先日、外科に行って注射をしてもらいました。
でも仕事をするとやっぱり痛くなります。
息子いわく、「おれだっていつも痛いよ」
息子と同じ野球肘だ!


トラクターは順調に田んぼを周ってきますが
肥料を入れすぎても稲の丈が伸びすぎて倒伏しやすくなります。
あんばいが難しい~とはじめちゃんは言います。

肥料が2種類あるので、結局17時までかかってしまいました。
午後からは風も出てきて、田んぼは寒い~
農家のお仕事は忍耐だ~と思いました。

金曜日から山形暮らしなので今日こそは仙台に帰りたいと思い
夜の峠を越えて帰ってきました。
帰ってきたら仙台は桜が満開でした!

苗出し作業

4月23日に、山形市で桜の開花宣言がでました。
去年よりも5日遅く、例年よりも7日遅い開花です。
東根市でもたぶん2~3日後には開花が見られそうです。

4月21日の種まきから翌々日の23日月曜日に
朝から苗箱を出して、ハウスに並べる作業をしました。

朝から雨がパラパラと降るあいにくの天気でしたが
苗を出している時にはちょうどやんできてラッキーでした。


育苗器から1ミリから2ミリにほどに出た白い芽がかわいいのです。
育苗器のカバーを開けるとほやほやの湯気がたちのぼりました。
まるで温泉から出てきたあかちゃんのような白い芽です。


ビニールハウスの中は24℃、まるで初夏のようです。
一輪車で10枚ほどの苗箱を運んで行くのですが
たっぷりと水を含んだ苗箱はとても重く、10枚でも一輪車がふらふらします。

ハウスの中に並べると汗が滴り落ちてきます。
はじめちゃんは汗だらだらでがんばっています。
まずは帽子を取り、上着を脱ぎ、ババシャツを脱ぎ、
もうこれ以上は脱げないよ~お肉のみ???

これから約1ヶ月、丈夫な苗に育てていきます。

育苗器

種もみを蒔いた苗箱が入っているのが育苗器(いくびょうき)です。
この中に300枚ほどの苗箱が入っています。


4月22日は朝から曇り空でなかなか気温が上がりませんでした。
はじめちゃんは心配そうに点検をしています。
23日にはちゃんと芽が出揃っているといいな。


育苗器の中の温度はおおよそ35℃です。
ぬるめのお風呂と言った感じです。
人間も種もみも気持ちのいい温度というのは
だいたい同じなのでしょうかね~。

4月22日日曜日の夕方からまたもや風が強くなってきました。
9時頃からは雨もポツポツと落ちてきました。
夜はまだまだストーブが手放せない山形県東根市であります。

4月22日の山形新聞の写真・記事より

尾花沢市のスイカ農家の鎌田さんが雪消し作業をしている写真です。
まだ多い所では60センチほどの雪が残っているそうです。
写真を見ると気が遠くなる作業です・・・お疲れ様です。

東根市は田んぼや畑にはほとんど雪はないのですが
少し北へ行くとまだ畑に雪が残っています。
スイカ農家はビニールのトンネルを作って
その中に苗を植えつけなければなりません。
作業は10日ほど遅れていると言われています。
大雪の被害はまだまだ終わりがありません。

種まき

4月21日、何の種を蒔くか?
それは稲の種です。いわゆる種もみというのを蒔きます。
玄米の上にがさがさの皮がかぶった種もみです。

1日育苗器という保温機械の中に入れて芽出しをして
それを蒔いていきます。

私がお嫁に来た頃にはお風呂に種もみを入れて芽出しをしました。
種もみさんがお風呂に入っているときにはお風呂はお休みでした。
ちょっと寂しいような・・・
種もみの匂いがお風呂場に漂って
ここは農家なんだな~とかなり東京に帰りたくなったのを思い出します。
ホームシックはこんな些細なことから始まるのです。
今だったら↓
お風呂が無かったら温泉に行っちゃおうなんて、かなりずぶとくなったものです。
体も????おいおい

まず最初のお仕事は種もみの入った袋を脱水機にかけて
水分を減らして、パラパラと蒔きやすくするためです。


写真の左側には種もみを、右側には土を入れます。
これでスイッチを入れると最初に土がかかり、
水がかかり、種もみが落ち、また土がかぶさります。


ベルトコンベアーの上に土を詰めた苗箱をそっと置きます。


ベルトコンベアーに乗った苗箱はどんどん流れていきます。
キヨノちゃんがそれを受け取り重ねていきます。


それをはじめちゃんが育苗器に入れていきます。
つまり、これが本当の流れ作業です。

停まってはいけないので、全部の作業が終るまで
手を休めることはできません。
一度動き出すと2時間ほどただただ働き続けます。

私は土と種もみを入れるお仕事です。
土がちゃんと落ちているか、種もみが均等にまかれているかなど
目配り、気配りに気をつけています。


育苗器のカーテン?を二重に閉めて温度を保ちます。
これで明後日までこのまま芽がそろうように置きます。
下のお皿に水を入れて電熱線で温めて温度を保ちます。

夕方から風が強くなってきました。
夜9時頃にはビュ~~~んビュ~~~ンと風がうなっています。
春の嵐のような風です。

4月半ば関山峠

4月21日は稲の種まきをする予定です。
それで20日の午後に山形に行きました。


関山トンネルの入り口には崩したような字で書いてありますが
これは誰が書いたのでしょう?
初めて今日、写真をよくよく見て思いました。
今までは気が付かないことがふと気が付くことがあるんですね。

昔昔、関山トンネルを掘る時に事故があり
たくさんの方が亡くなったそうです。
それで「出る」といううわさがあり、ルームミラーを見ちゃダメ!なんて
お嫁に来たばかりの頃におどかされました。


山形県側に出たら5℃、
もっと気温が高いかと思いましたが
晴れているのとは裏腹に風がとても冷たいのです。


しかし雪はほとんどありませんでした。
山肌の下の方に雪がありましたが
確実に少なくなっています。
その代わり、道路の下を流れる川は勢いを増しています。
「雪しろ」という雪解けの増水です。

♪雪が解けて、川になって、流れて行きます♪
♪つくしの子が恥ずかしげに顔を出します♪
♪もうすぐ春ですね、恋をしてみませんか♪

田中好子の最後の180日のテレビを見ながらこれを書いています。
最後まで前向きに生きたスーちゃん
山形にももうすぐ桜の季節がやってきます。