4月21日、何の種を蒔くか?
それは稲の種です。いわゆる種もみというのを蒔きます。
玄米の上にがさがさの皮がかぶった種もみです。
1日育苗器という保温機械の中に入れて芽出しをして
それを蒔いていきます。
私がお嫁に来た頃にはお風呂に種もみを入れて芽出しをしました。
種もみさんがお風呂に入っているときにはお風呂はお休みでした。
ちょっと寂しいような・・・
種もみの匂いがお風呂場に漂って
ここは農家なんだな~とかなり東京に帰りたくなったのを思い出します。
ホームシックはこんな些細なことから始まるのです。
今だったら↓
お風呂が無かったら温泉に行っちゃおうなんて、かなりずぶとくなったものです。
体も????おいおい
まず最初のお仕事は種もみの入った袋を脱水機にかけて
水分を減らして、パラパラと蒔きやすくするためです。
写真の左側には種もみを、右側には土を入れます。
これでスイッチを入れると最初に土がかかり、
水がかかり、種もみが落ち、また土がかぶさります。
ベルトコンベアーに乗った苗箱はどんどん流れていきます。
キヨノちゃんがそれを受け取り重ねていきます。
それをはじめちゃんが育苗器に入れていきます。
つまり、これが本当の流れ作業です。
停まってはいけないので、全部の作業が終るまで
手を休めることはできません。
一度動き出すと2時間ほどただただ働き続けます。
私は土と種もみを入れるお仕事です。
土がちゃんと落ちているか、種もみが均等にまかれているかなど
目配り、気配りに気をつけています。
育苗器のカーテン?を二重に閉めて温度を保ちます。
これで明後日までこのまま芽がそろうように置きます。
下のお皿に水を入れて電熱線で温めて温度を保ちます。
夕方から風が強くなってきました。
夜9時頃にはビュ~~~んビュ~~~ンと風がうなっています。
春の嵐のような風です。
ルミ、こんばんは。
お仕事お疲れさまです。
農家には、いろんな機械があるんだね、ビックリです!
私たちがいつも見ている田植えの風景も、一粒の種をまく所から
始まっているんだもんね。
もっとお米を大切にしなきゃって思います。
三島は田んぼも畑もいっぱいあります。これからは
少し見方が変わるかも…
しゅうこ こんばんは
確か農業実習の時には手で一粒ずつまいたよね。
大学では田植えも、稲刈りも手でやったのに
農家はみんな機械化だもん、
機械がないと農家はやっていけない世界です。
機械の運転も楽しいけど、いつも男の人が運転です。
運転している方が楽しくてらくだもん。
ちょっとずるいな~と思います。(ないしょだよ)