日別アーカイブ: 2012年4月5日

種もみ~塩水選


4月3日の午前中のまだ風が吹いていない時間に
種もみの塩水選をしました。

塩水選というのは田植えに使う種もみを
塩水に漬けて、浮いてくる種もみと沈んでしまう種もみに分けます。

浮いてくる種もみは比重が軽いのですくい取り、捨てます。
沈んだ種もみを苗作りに使います。
1時間もかからない作業です。

濃い塩水ほど、浮く籾が増えます。
塩水の濃さは、卵が半分浮く程度。
比重計で計って、うるち米は1.13、もち米は1.08の濃度。
塩水選後はよく水洗いをします。

写真の軽トラックに乗っているオレンジ色と青色のネットに
入っているのが今年田植えに使う種もみです。
塩水選後は、よく水洗いします。
 
水洗いした種もみは稲の恐ろしい病気の、苗立ち枯れ病や苗いもち病を防ぐため、
溶液に浸けて種まきまで保管します。

十分に水を吸った種籾に温度をかけて、芽出しを行います。
このことを催芽(さいが)といいます。 あ
まり伸びると、播種の時芽や根を傷めるので、
ほんのちょっと芽が出たくらいで種まきをします。
ここまで10~20日かけて行います。