種もみ~塩水選


4月3日の午前中のまだ風が吹いていない時間に
種もみの塩水選をしました。

塩水選というのは田植えに使う種もみを
塩水に漬けて、浮いてくる種もみと沈んでしまう種もみに分けます。

浮いてくる種もみは比重が軽いのですくい取り、捨てます。
沈んだ種もみを苗作りに使います。
1時間もかからない作業です。

濃い塩水ほど、浮く籾が増えます。
塩水の濃さは、卵が半分浮く程度。
比重計で計って、うるち米は1.13、もち米は1.08の濃度。
塩水選後はよく水洗いをします。

写真の軽トラックに乗っているオレンジ色と青色のネットに
入っているのが今年田植えに使う種もみです。
塩水選後は、よく水洗いします。
 
水洗いした種もみは稲の恐ろしい病気の、苗立ち枯れ病や苗いもち病を防ぐため、
溶液に浸けて種まきまで保管します。

十分に水を吸った種籾に温度をかけて、芽出しを行います。
このことを催芽(さいが)といいます。 あ
まり伸びると、播種の時芽や根を傷めるので、
ほんのちょっと芽が出たくらいで種まきをします。
ここまで10~20日かけて行います。

種もみ~塩水選」への4件のフィードバック

  1. rumi 投稿作成者

    JDさん 

    懐かしいっす!
    千粒重数えましたね~
    今も作物学ではやっているのでしょうか?

    発芽試験というより、まずはこの時点で不良種子を取り除きます。
    種もみは買っていますので
    発芽試験はすでに行われているのでは?と思っています。

    返信
  2. しらほ

    毎年秋、美味しい新米をいただけるのも、こうした地道な作業があるからなんですよネ。

    るみさん宅の皆々様をはじめ、全国の農家の皆さんに改めて感謝するしだいです。

    水が冷たくて大変な作業なのでしょうね。
    本当にありがとうございます。

    返信
  3. rumi 投稿作成者

    しらほさん 

    いつもお励ましありがとうございます。
    大きな樽に水を入れてやりますが
    井戸水なので冬は温かく夏は冷たいのでダイジョウブなんです。
    しらほさんも野球がんばってくださいね。
    これから本格的なシーズンですね。
    ファイトだっす!

    返信

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