日別アーカイブ: 2011年7月7日

サクランボのその後


ハウスの中のサクランボの収穫がほぼ終わり、
今までそのままにしておいた露地物のサクランボ畑に行ってきました。
露地物は雨が降ると割れてしまうので18日という早いうちから収穫して
色がつかないものはそのままにしてありました。

雨よけテント(ハウス)がかかっていない露地物のサクランボは
2週間も雨にさらされるとこのような姿になります。

サクランボは雨に打たれると割れてしまいます。
割れたところから腐っていき、茶色く変色します。
また網がかかっていないので鳥たちの格好の餌食となります。
鳥がつついたところから腐ったり、虫がわいたりします。
木のそばに行くと甘酸っぱいような、腐っているようなそんな匂いがします。
小さな虫がブンブン飛んでいます。
 
ハウスものと露地物との違いはこのようなところでわかります。
ハウスの中のサクランボは直接雨に当たらないので
雨で腐るということはありません、むすろどんどん熟していくのです。
軸が玉からはずれやすくなってしまいますので、とても収穫しずらくなります。

ハウスものと露地物のサクランボ
見た目はまったくわからないのですが
露地物は収穫が早く少しでも早くサクランボを食べたいという方に
ハウス物はじっくりと赤くなるまで待てるという長所があります。

鳥たちもきっと木に残ったサクランボを美味しく食べていることでしょう。
自然がくれた贈り物、おすそわけも大切なことです。
もちろんサクランボの木にもお礼の肥料をたくさんやります。
「お礼ごえ」といいます。これが一番大切なこと。
来年も大きなサクランボをならせて下さい。