サクランボのその後


ハウスの中のサクランボの収穫がほぼ終わり、
今までそのままにしておいた露地物のサクランボ畑に行ってきました。
露地物は雨が降ると割れてしまうので18日という早いうちから収穫して
色がつかないものはそのままにしてありました。

雨よけテント(ハウス)がかかっていない露地物のサクランボは
2週間も雨にさらされるとこのような姿になります。

サクランボは雨に打たれると割れてしまいます。
割れたところから腐っていき、茶色く変色します。
また網がかかっていないので鳥たちの格好の餌食となります。
鳥がつついたところから腐ったり、虫がわいたりします。
木のそばに行くと甘酸っぱいような、腐っているようなそんな匂いがします。
小さな虫がブンブン飛んでいます。
 
ハウスものと露地物との違いはこのようなところでわかります。
ハウスの中のサクランボは直接雨に当たらないので
雨で腐るということはありません、むすろどんどん熟していくのです。
軸が玉からはずれやすくなってしまいますので、とても収穫しずらくなります。

ハウスものと露地物のサクランボ
見た目はまったくわからないのですが
露地物は収穫が早く少しでも早くサクランボを食べたいという方に
ハウス物はじっくりと赤くなるまで待てるという長所があります。

鳥たちもきっと木に残ったサクランボを美味しく食べていることでしょう。
自然がくれた贈り物、おすそわけも大切なことです。
もちろんサクランボの木にもお礼の肥料をたくさんやります。
「お礼ごえ」といいます。これが一番大切なこと。
来年も大きなサクランボをならせて下さい。

サクランボのその後」への4件のフィードバック

  1. しらほ

    おはようございます。

    自然がくれた贈り物への恩返し(お裾分け)の言葉に感動しました。

    自然に生かされている我々…常に感謝の気持ちを持たなくちゃですネ。

    返信
  2. rumi 投稿作成者

    しらほさん こんにちは

    サクランボやラフランスの収穫をしていると
    人間の手ではどうしようもなり時にたびたびぶつかります。
    サクランボが足りなくても作ることもできないし
    雨を降らせることも、やませることもできません。
    本当に悩むことばかりです。
    悩んでもどうすることもできないのですが・・・辛い所です。

    これからもよろしくお願いいたします。

    返信
  3. 千葉のEna

    はじめまして。
    日曜日、いただきもので
    こちらのサクランボを頂戴したものです。
    ピカピカの赤い宝石♪
    とってもおいしくいただきました♪♪
    リーフレットからサクランボへの愛情をとても感じて
    ほっこり優しい気持ちになれました。
    一言、直接お伝えしたいと思い
    こちらにおじゃまいたしました。
    私も仙台出身。
    おうとぉ大好き!!(笑)
    ありがとうございました♪

    返信
  4. rumi 投稿作成者

    Enaさん 初めまして

    コメントありがとうございます。
    ピンクの紙を読んで頂いてうれしいです。
    今年はちょっと長かったかな~書きすぎたかな~と心配しておりました。
    サクランボとなるとついつい熱くなってしまって・・・
    安心いたしました。

    そうそうサクランボのことを山形人は「おうとぉ」tっていうんです。
    仙台でもそうなんですね。
    東京から嫁いだ私は最初はサクランボ=おうとぉ が理解できず
    そうか「桜桃忌」か・・・と納得したものです。

    今仙台に半月ぶりに帰ってきました!
    ちょっとのんびり、でもまた山形と仙台を行ったり来たりの日々となります。
    これからもたまにブログをのぞいてみて下さいね。
    ありがとうございました。うれしかったです。

    返信

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