月別アーカイブ: 2011年6月

鳥の害


サクランボ畑を見回っているとハウスの中に
どこからか鳥が入っていることがあります。
ハウスの天井はビニールで覆い、周囲は網で囲っているので
鳥が入るすき間は無いはずなのですが(それは人間の見た目ですよね)
どこからか侵入してくるのです。
すずめは下の網のすき間をもぐってきますし
ひよ鳥などはビニールのすき間から入ってくるのです。

もちろん、露地物といわれる網もかけていないサクランボは鳥たちの格好の餌場です。
大群で押し寄せてつついていきます。
爆竹やプロパンガスで爆発音を出す物もありますが
鳥は音にも慣れて知らんぷりです。
夕方になると大群でまたねぐらに戻っていきます。

農家の人のもっぱらのうわさはカラスがいなくなったこと。
カラスは地震のあった太平洋側へ移動したのだと言われています。
それでカラスのねぐらだった所にカラスの天敵だった別の鳥が移り
今まで見られた鳥がいなくなり、違う鳥が大群でやってきたりしています。
鳥の力関係と分布が地震以来かわったらしいのです。

鳥の世界にも地震の影響がでているなんて~不思議です。
それでもやはりサクランボは鳥たちの大好物であることには変わりはないようです。

写真は鳥の食べられたサクランボです。
真っ赤ないかにもおいしそうなサクランボを次から次へとつついていきます。
共存といっても・・・やはり悔しいです。

発送の準備


写真はサクランボの箱です。
2パック入り化粧箱、4パック入り化粧箱
1キロバラ箱、2キロバラ箱など
いろいろな種類の箱を作らなければなりません。

佐藤錦の発送が始まるのはだいたい6月24日くらいからと言われています。
今は露地物(ハウスのかかっていないサクランボ)が最盛期です。
露地のサクランボは雨が降ると割れてしまうので
天気予報を見ながら雨が降らないうちにどんどん収穫していきます。

幸い今年は雨が今までほとんど降らないので
露地物のサクランボは割れず、週末には家族そろって収穫する家が多く
畑に行くと何台も車が停まっています。
親戚一同集まって収穫している家もあります。
それだけ短期間に多くの人手が必要なサクランボの収穫です。

しかし今年は観光果樹園で閑古鳥が鳴いているといいます。
いつもだと観光バスがわんさか押し寄せてくるのですが
今年はバスをあまり見かけません。
観光客でいっぱいのチェリーランド寒河江もすいているそうです。

四つ葉発見!


6月17日朝5時から早生品種の「紅さやか」の収穫をしました。
朝5時というのに軽トラックはバンバン走っているし
バイクのおじさんや自転車のおばさんも田んぼや畑にはいっぱい。
みんな早起きです。5時だと一仕事終った人もいるのです。
みんな夜明けから働いています。

紅さやかの木は1本しかないので
はじめちゃんと二人で収穫したのですが2時間ほどで終りました。
紅さやか 色は真っ赤でとても甘そうな気がしますが
ちょっと酸っぱくてちょっと甘い、昔のサクランボの味です。
サクランボ酒やジャム、シロップ漬けなど加工用にむくサクランボです。
交配木なのでサクランボ畑にはなくてはならない存在なのです。


収穫が終って足元を見るとクローバーがたくさん。
「たくさん踏まれているところを見るといいんだっけ・・・」
あった・・・あった・・・
いとも簡単に見つけられました。四つ葉も五つ葉もありました。
今、紙にはさんでいます。なんかうれしい~日でした。

はじめちゃん、きよのちゃんに得意げに話したのですが
・・・???
ほとんど関心がないみたいでした。

17日の山形新聞の夕刊に5円玉よりも大きい四つ葉のクローバーの
写真が掲載されていました。
四つ葉ってやっぱり見つけるとうれしくなりますよね!!!
18日も5時起きがんばります。

東根フルーツライン


東根フルーツライン
私は毎回ここを通って仙台~東根を往復しています。

サクランボの直売店とサクランボ狩りの店が並んでいます。
真正面に見える白い山が月山です。
月山はこの前までまっ白でしたが所どころ雪が消えています。
月山は夏スキーが有名です。冬はあまりにも雪が多くてスキーができません。
5月の連休あたりからスキーシーズンが始まります。
この道をまっすぐ行くと左側に東根体育館があり
右手にJA東根の直売場の「よってけポポラ」があります。


サクランボのもぎとり=サクランボ狩りのお店が並んでいます。
まだハウスの中のサクランボは真っ赤ではなく
やっている気配があまりありません・・・
24~26日はピークでしょう。

お恥ずかしいことですが私はサクランボ狩りをしたことがありません。
まあ~私のお仕事は毎日がサクランボ狩りといえばそうなのですが
お金を払って行ったことがありません。
山形の旅~サクランボ狩りに行こうをぜひご覧下さい。
私も勉強します。
東根市観光ガイドもぜひどうぞ!

6月15日サクランボ畑


6月15日のサクランボ畑です。
サクランボ畑の見回りをしているはじめちゃんです。
ハウスのビニールに破れはないか、
網はしっかりかかっているか、鳥は入っていないないかなど
見回る個所はたくさんあるそうです。
お天気がいいのでだいぶ色がついてきました。

東根市内も何となくそわそわ、ざわざわ・・・
戦闘態勢に入ったような、緊張と期待が入り混じったような
何ともいえないこの時期の雰囲気です。

アカツメクサとシロツメクサ


↑ 仙台市泉中央の泉区役所の花壇に生えていた
「雑草」といわれるアカツメクサです。シロツメクサの隣りに生えていました。

アカツメクサ
ムラサキツメクサというのが正しい呼び名だそうです。
牧草として明治初期(1868 年前後)に渡来し、全国に広がりました。
シロツメクサが主に平地に繁殖しているのに対し、
アカツメクサは北日本では道端に生えていたりしますが
どちらかというと牧場や高原地帯に多いそうです。
泉中央は高原?北日本の南東北です(ややこしいです)

昨日6月14日に取り上げたクローバーは?

シロツメクサはクローバーと呼ばれています。
クローバーが日本に伝わったのは江戸時代で
オランダから送られきたガラスなどの荷物のクッション材として
干したクローバーが詰め物として使われていたのが最初です。
クローバーのことを詰め草というのはそのためです。
ヨーロッパ原産の帰化植物で牧草として栽培し
道ばた、庭、樹園地などによく群生する。

シロツメクサとほ決定的な違いは
花序のすぐ下に葉が1対つき、葉にはV字型の斑紋があるものが多いこと。
シロツメクサは花の下が長くのびて葉っぱがつきます。
だからシロツメクサは冠や腕輪を編むことができるのです。

四つ葉のクローバー


クローバーが群生しているところを見つけると
なぜか四つ葉を探してしまいます・・・
横断歩道で待っている時もクローバーがあると魅入ってしまいます。
でもなかなか四つ葉を見つけることはできません。ほとんど皆無!
どうやったら見つけられるのでしょう?

ネットで調べてみました。
四つ葉というのは突然変異なので何らかの力が加わらないと
四つ葉にはならないそうです。
その力とは踏みつけられること・・・
とくに小さいうちや土の中に芽がある時が効果的だそうです。
人や犬、牧場などでは牛に踏まれた所、
真ん中よりは端っこに四つ葉五つ葉が多いそうです。

なぜか心ひかれる四つ葉なのであります!
こんどは効果的に探してみようっと!

もうちょっとで田植えから1カ月


5月19、20日に田植えをしたので
あと1週間で田植えから1カ月になります。
田植えをした時には苗は2~3本植えられていますが
1ヶ月半で苗の数は約10倍に分けつすると言われています。
稲のパワーはすごいと思います。

田んぼの中はおたまじゃくしが元気に泳いでいて
ミズスマシやカエルもいてにぎやかです。

稲は元気に分けつをして、全体的に緑色が濃くなってきました。

サクランボ畑の隣りの田んぼです。
このサクランボ畑が果樹園うめつでは一番古い畑です。
はじめちゃんが若い頃サクランボを植えたそうです。

写真の奥から右側にかけては最上川の堤防です。
10数年前にはこの堤防が大雨で決壊して
サクランボ畑が水につかり、大木が何本も枯れてしまいました。
今残っている大木は1本と半分しかありません。
洪水に見舞われてからは次々に木が枯れてしまいました。

今は植え替えした木や苗から育てた若木が育っています。
この他にもう1か所サクランボ畑があり、
若木だけを育てている畑もあります。

その畑によって、実がなっていたり、実がならなかったり
リスクを分散させるためにもちょっと違う所に畑がある方がいいようです。
村の外側に畑や田んぼがあるのですが、
家から車で5~10分くらいの位置に畑があります。
そんな訳で軽トラックやバイク、自転車などでみんな畑や田んぼに移動しています。

東日本大震災3カ月目

6月11日で東日本大震災から3ヶ月がたちました。
仙台市では慰霊祭が行われ、多くの人が地震の起きた14時46分に黙とうを捧げました。

地震の時には水道が最初は出ていたので油断してしまい
すぐにお風呂に水をためておけばよかったのですが
あわててガラスや陶器の片付けをしていたので
そのうちに水が出なくなってしまって、トイレがとても困りました。

あれから水はできるだけ取っておこうと
ポリタンク大小やペットボトルに水をためています。

↑ 玄関に置いてあるポリタンクです。かなり重いです。


↑ コンテナにつめこんだペットボトルです。
ペットボトルは植木の水やりに使っているのですが・・・
ポリタンが重いのです・・・

今日は3カ月目、たしか2ヶ月目にもしたので入れ替えることにしました。
もっと頻繁にしなければならないのですが・・・

まだ水道が出ない地域もあるとニュースで聞いています。
暑くなっているのに本当に大変です。お見舞い申し上げます。

サクランボの網かけ


サクランボハウスは上をビニールで覆い
四方は網で囲って、鳥が入らないようにします。

鳥は赤く甘くなったサクランボが大好きです。
最高のサクランボだけを狙って、どんどんつついていくのです。


またこの頃は鳥だけではなく
人間のサクランボ泥棒がねこそぎサクランボをとっていきます。

それで網のすそをしっかりと固定して人間も入れないようにしています。
もちろん私たちはピンをとって入ることができますが
暗がりだと取るのが難しいし、何本も取るのに時間がかかるし、
固く指してあるので抑止力にもなります。

これからサクランボが赤くなると泥棒も動き出します。
夜明け前や農家の人が畑からいなくなってまもなくとか
そんな時間に盗難が多いそうです。

うちは冬前に植えたサクランボの苗木を盗まれました。
マメコバチの巣になっているアシの束もハチの巣箱からごっそり盗まれました。
せちがらい世の中になりました。