月別アーカイブ: 2011年1月

雪の山寺


1月20日東京から大学時代の友人3人が雪の山形にやってきました。
雪の山寺に登ってきました。
山寺に冬に登れるの?とみんなに言われましたが
登れるのです!
社務所で長靴を無料で貸してくれるのです。入山料は300円です。
長靴を借りていざ出発!これから千段の階段を登って行きます。


雪で迷ったあげくようやく五大堂に到着しました。
汗びっしょりです。
ここから見る雪景色はなんと美しいことか・・・
水墨画のようです。


ちょうど仙山線(仙台~山形)がやってきました。
ジオラマを見ているようでしばし見とれてしまいました。
雪の山寺おススメです。

追伸
山寺は地元の人は冬には上れないと思っている人がかなりいます。
でもけっこう上っている人がいるんですよ。
外国の人が多いのです。韓国か中国か、出会った人のほとんどがアジア系でした。
もっと宣伝すればいいのに・・・
長靴を貸してくれるとか・・・
階段が除雪してあるとか・・・

五大堂に行く看板がなくて、迷ってしまいました。
外国の人にも聞かれたのですが私たちもわからなくて
もう少し看板がしっかりしているといいなと思いました。
山形県がんばれです。

だんご木


だんごの木に色とりどりの餅を飾る作業をするキヨノちゃん。

だんご木まつりという山形県に広く伝わる小正月の行事です。
だんごの木→ミズキの木だそうです。
米粉で作った色とりどりの団子を刺していきます。


フナや小判の飾りも付けてだんご木の完成です。
玄関が華やかになります。
中には1万円札をぶら下げる人もあるとか・・・


梅津家の玄関は四畳半あります。
最初お嫁に見たときにはこんな広い???とびっくりしてしまいました。
田舎の家って無駄が多いんだ~
8畳が3個つながった部屋もあります。結婚式もできますだ!

廊下も広いのでワックスがけも大変です。この頃は私の仕事になりました。
実は私・・・ワックスがけが一番嫌いな仕事です。
これで築30年です。お嫁に来る前に建てた家です。
ホントびっくりお手入れがいいのです。キヨノちゃんの・・・
頭が下がります。


1月10日に行われる山形市の初市では
露天でだんご木が売られています。
発砲スチロールでできている団子もあります。
時代でしょうか~
写真は河北新報よりお借りしました。(宮城県の地方紙です)

雪~一時休戦


1月18日は朝から雪もやみ、久しぶりに太陽が顔を出しました。
ツララも融け、屋根からは水が滴り落ちてキラキラと輝いています。
猫も犬も朝から喜んではしゃいでいるようで、どことなく落ち着きがありません。

屋根の雪はどんどん軒下に集まってきました。お昼には落ちそうで落ちない・・・
まるで受験の落ちそうで落ちない石のようで、下を通る時には気をつけていました。

轟音が轟いたのは午後2時頃です。地響きのような音ととも
農機具小屋の屋根の雪が一気に落ちてきました。
トタン屋根なので滑る時も一気にきます。
この時の重さは何トンにもなるそうで、これでな亡くなってしまう方もいるそうです。


屋根の雪は赤いトタンの色がついていました。
さあこれを片づけるのが大変なのです。どうしましょ。

母屋の屋根は雪止めが付いているので、一気には落ちてこないようになっています。
雪止めがついていない屋根は雪下ろしをしなくてはなりません。
また藁ぶきの屋根は滑りが悪いのでこれまた雪下ろしをしなくてはいけないそうです。

今年は雪下ろしの時の事故が多発しています。
雪は本当に恐ろしいです。うっすら積もっている時にはいいのですが
凍って融けてを繰り返すうちにその重みは増していきます。
雪の恐ろしさをつくづくと感じる今年です。

大雪情報


1月17日の山形新聞より
17日午前10時現在の積雪量は山形49センチ、酒田28センチ、
新庄109センチ、肘折(大蔵)234センチ、尾花沢125センチ、
大井沢(西川)210センチ、米沢81センチ、長井103センチ、小国143センチ。
山形新聞より引用

17日には運行管理システムの障害で、山形新幹線や
JR東日本の各新幹線は一時運転を見合わました。雪のためではありません。
山形新幹線は2日前の15日にも架線などのトラブルでダイヤが大幅に乱れたばかり
忙しい月曜日の朝に新幹線が停まるのは困ったものです。

17日は国道も朝から大渋滞、月曜日の朝は雪が降っていなくても混雑する山形県
特に13号バイパスは山形方面に通勤する人で渋滞するのに
17日朝から雪が降りしきっていたので、ノロノロ運転が続いていました。

☆電車通学の愚痴です、聞いてください!☆
山形県はマイカー通勤が多いのです。一人1台車を持っています。
どうして電車で行かないのか~それは奥羽本線と名前が付いているのに
単線なのです!新幹線も通っているのにもかかわらず、
駅ですれ違いのため待つこともしばしばあります。
電車の本数が少ないのです。1時間に1本もないのです。
夕方の山形発~新庄行きですが
16時23分
17時44分 一番帰りの人が多い時間なのに電車がないのです。
19時01分 18時台の電車があってもいいと思いませんか?
20時16分 19時に乗れなかったら1時間以上も待っています。
21時30分
22時30分
これで終わりです。ダンナが高校生の頃からほとんど本数は変わっていません。
ダイヤもほとんど変わりがありません。
とても不便なので電車に乗る人が高校生しかいないのです。
2両のワンマン運転もあるし・・・高校生でギューギューだそうです。
山形新幹線はこれ以外に運行していますが、通勤に新幹線はちょっと・・・
そんな訳でマイカー通勤が多いのだと思われます。
吹雪の中を自転車は高校生くらいしか走っていません。

今年はなんとまあ!雪が多いこと!夏の暑さといい。この冬の寒さといい。
極端から極端に振り子が振れているような気がするのです。

雪の山寺


1月20日から1泊で東京から大学時代の友人たちがきます。
結婚式以来の山形県来訪なので25年ぶりになります。
山寺を見学する予定なので、雪でも登れるのか・・・まずは下見に行ってきました。

日曜日なのに人通りはまばら、お土産屋さんも閉まっている所もあります。
まずは駐車場探し、何度か行ったり来たりするうちに、
奥の方に大駐車場の看板があることがわかりました。
かなりの急坂なのですが4WDの威力でスムーズに上ることに成功!

社務所まで歩いて行って見ました。 ↑それがこの写真です。
道はきれいに除雪してあり、ブーツでも歩いていくことができます。
社務所で長靴も貸してくれるそうです。
入館料の所にいたお坊さんの説明が親切で「ご苦労様」なんて言われてしまって
とてもうれしかったです。(長靴無料、お土産屋さんでは1足300円)

20日の当日が楽しみです。
雪があまり降らないように祈るだけです。

センター試験当日


1月15日はセンター試験第1日です。
日本海側は荒れ模様のお天気でしたが、
宮城県は道路にも雪はなく、うっすらと雪が積もった程度でした。

↑ ここは仙台市青葉区の愛子(あやし)バイパス付近です。
あと数キロで仙台西道路(48号バイパス)でトンネルで広瀬通りまで行くことができます。
トンネルを抜けて作並温泉を過ぎる頃には雪もなくなり
別世界に来たような感じがします。


↑ 通称ゴリラ山です。国道48号線の西仙台ハイランドより山形寄りにあります。
信号を左折すると「ニッカウヰスキー仙台工場」があります。
このゴリラ山は 「鎌倉山」 が本当の名前で、520m、三角点もあります。
作並駅側から見るとゴリラの顔にそっくりです。↓

ネットからお借りした写真です。
運転しているとなかなかゴリラの顔を見ることができません。
こうしてゆっくりと見ると本当にそっくりです。

久しぶりの晴れ


1月14日は朝は-7℃とかなり冷え込みましたが
久しぶりの青空に体も心もウキウキとして仕事がはかどりました。
雪の下から大根を掘り出したり、ハウスからほうれん草を取ってきたり
晴れているといろいろなことができます。

ツララに水が滴りキラキラと輝いて、屋根の雪もかなり解けたようです。
大きくなったツララがどんどん短くなって、夕方にはなくなっていました。
軒下にはツララの残骸が凍っています。
上からツララが落ちてきたら「つったいにゃ~」→冷たいな

水の落ちる音はなんと心地よいものか♪
晴れていると子供たちの声や犬の吠える声、
近所のおばあさんたちの話す声、電車の汽笛まで聞こえます。
時折、屋根から雪が落ちるものすごい音が

外にいるから当然なんですが・・・
雪の日は外にも出たくないのが現実です。

久しぶりに夜も雪が降っていない月夜です。
夜にお月様が見えるのは感激です。その分冷え込んでいますが・・・ブルブル

関山峠~その2

1月13日午前10時ころの作並~関山トンネルの様子です。

作並温泉付近の桜並木です。今は雪桜になっています。
道路には雪はほとんどありません。

この桜のトンネルのような並木道に桜が満開になるとすばらしいです。
とくにすばらしいのは桜の花が散りはじめたころです。
桜吹雪というのはこんなものなのか~と思いました。

地吹雪で前が見えないこともありましたが
地吹雪の関山峠は本当に心細いです。泣きたくなります・・・


ここまで上ってくると道路に雪が多くなってきます。
宮城県側と山形県側では除雪の時期もやり方も違うようです。
山形県側に入ると「完璧!!!」という除雪です。
職人魂のような、除雪に命を賭けてる!という意気込みが感じられるのです。

ここはまだ宮城県側です・・・


宮城県側の関山トンネル入口です。
トンネルの中ではラジオも聞こえるようになりました。
おばけなんか怖くないです。
1月13日トンネル付近の気温は-7℃、わわわ~冷え込んでます。
作並温泉付近から2℃くらい下がっています。


↑関山トンネルを出てすぐの所、もう山形県東根市です。
山形県側の除雪は完璧でしょ???すばらしくないですか???
左側の道路側面の雪の壁がまっすぐになっていますよね。
上の写真と比べてみると一目瞭然、さすがです。
お見事!!!です。

本日はトンネルを出たらトラックが3台もいて急にノロノロ運転になりました。
トラックは下り坂に弱いみたいです。
荷物が重いとブレーキが効きにくくなるそうです。
そんなわけで仙台から東根まで2時間たっぷりかかりました。

関山峠


1月11日午後4時ころ
国道48号線、宮城県との県境の関山トンネルまであと1キロのところの温度計です。
峠道は雪が多いのですが、除雪はバッチリ!雪一つありません。
とくに山形県側は完ぺきな仕上がりでした。
除雪ステーションは宮城県側と山形県側にあります。24時間体制で除雪してくれます。


トンネルを出るともう宮城県仙台市青葉区です。
出口からは下りの坂道になります。
エンジンブレーキをかけながらなるべくブレーキを踏まないように下りていきます。
オートマですがギアを変えながら下りていきます。

このトンネル夜中に走る時にはバックミラーを見てはダメ!と言われたものでした。
オバケが出るのです、後ろの座席が濡れていたり・・・
バックミラーに知らない人が写っていたり・・・
いろいろなうわさがあります。

—————————————————————-
関山峠について
明治十三年(1882年)仙台野蒜港開港に合わせて山形~仙台間を結ぶため
山形県令三島通庸の命により関山トンネル開削工事が始まった。
しかし完成間近の明治十五年七月工事人夫のたばこが火薬に引火して爆発事故が発生
二十二人が即死した。関山トンネルは明治十五年八月完成した。

この関山トンネルは標高594mのところに掘られた長さ284mのトンネルで
一日一万貫の貨物と一日千人を超える通行人で賑わった。
だが奥羽本線開通により一時衰退した。
ところが自動車輸送が盛んになると関山街道は復活。
昭和十二年にはトンネルを改修した。
それでも難所であったことに変わりはなく、事故も相次いだ。

そのため昭和四十三年に標高531mのところに長さ890mの新しい関山トンネルを開通させ、
国道48号線の改修を行って現在の姿となった。
なお関山トンネルでは心霊現象の話がよく出るが
事故の相次いだ旧トンネルの時代に転落死亡事故が発生したことなどからきているらしい。
—————————————————————-

峠を越えないと他県には行けない山形県であります。

屋根の雪下ろし


1月11日雪も小康状態で朝は青空だったので
午前中に雪下ろしをしよう!ということになりました。
平成18年の豪雪以来の屋根の雪下ろしです。
雪が解けると滑って危ないので気温が低いうちにやる方がいいそうです。
なるほど!なるほど!

屋根全部をはじめちゃん一人で下すのは無理なのでまずは軒のところだけでも
梯子を押さえるのが私の役目です。上るだけでもこわ~~~い。
はじめちゃんが一足上るたびに梯子がゆれます。


母屋は3階建てなので、他の家よりも屋根が高いので、私は上がらない方がいい・・・と
言われ、ちょっと悔しくもあり、ホッとする感もあり・・・
梯子の一番上まで上がって、少しお手伝いをしましたが
屋根に上る勇気はありません、すみません、へたれで。


↑ 農機具をしまっておく、農機具小屋の屋根にもこんなに雪がたまりました。
ここは2階建なので、屋根もなだらかです。
なだらかな分雪はけっこう積もっています。

2時間ほどで終わりました。はじめちゃん、おつかれ様です。
見ているだけでもこわい雪下ろしでした。
山形新聞にも雪下ろしで何人も怪我をしたり、亡くなったりしている記事がでています。
まずは無事に終わってよかったです。
本格的な雪下ろしをしなくてもいいように~祈るばかりです。