月別アーカイブ: 2010年6月

強いみかた


強いみかた~それはドットプリンターです。
サクランボやラフランスの伝票を印刷するのに使います。
宅急便の伝票は6枚複写になっているので
普通のレーザープリンターでは印刷できません。
10年位前に清水の舞台から飛び降りた感じで22万円で買いました。
とても役に立っています!買ってよかった!
しかし年月がたちWindowsはビスタから7に変わり、
XPにしか対応していないこのプリンターは古いパソコン専用で
(XPパソコンの方が遅くなってしまって~)でもどうにか動いています。

印字するにはソフトや住所の管理など大変なこともありますが
私の片腕として頑張って仕事をしてくれています。

でも今は送り状発行ソフトB2というヤマト運輸のサービスがあり
ドットプリンターはだんだんいらない方向に動いていますが
今日も明日も果樹園うめつのドットプリンターは
ガガガグググと印刷してくれています。
伝票もサクランボ専用の山形オリジナルの伝票です。

次世代ラフランスの育成


ラフランスもサクランボの木と同じようにねずみの被害にあいます。
まずは枝先から枯れて、枝全部が枯れ、だんだん木がゆらいでいきます。
根っこをねずみがかじる、根もとあたりの木の皮をねずみがかじる、
そうすると木全体が枯れていくのです。

そんな状態をみているだけでは木が全滅してしまうので
元ちゃんはしっかりと次世代の木を植えています。
それも自分で接ぎ木をしたラフランスの木です。
(写真右の緑色の支柱に立っている幼木が次の世代のラフランスで、
この木で2年ものです。斜めになっていますが、たぶん支柱が曲がっているのでは?)

ちょっと木の状態が悪いと栄養剤を与えたり、消毒をしたり
それでも枯れていくと隣に次世代を植えて準備をしているのです。

農業は何年も先をしっかり見すえている仕事ですね~
明日地球が滅亡しようとも私は木を植える~はじめちゃんはそんな人だと思います。

6月の田んぼ


6月になって晴天が続き、気温も高い日が多いので
田んぼの苗はニコニコしています。
6月7日の山形は27℃、8日の最高気温も27℃の予想です。

田んぼは緑色に変わり、苗も根っこを土の中いっぱいに広げ
すくすくと育っています。
5月下旬の気温の低い日が続いた時には
「冷害???」という言葉も聞こえてきましたが
今は心配ありません。

夏の気温が低く雨ばかりが続くとそんなこともあるかもしれませんが
不安の先取りはやめにして~
稲穂の垂れる秋を想い想像しながら苗の成長を見守っています。

じゃがいも畑


4月15日のブログに書いたジャガイモの芽出しを行ったのち畑にジャガイモを植えました。
5月はじめに畑にまいたジャガイモが約1カ月でこんなに大きくなりました。
品種は男爵とキタアカリです。

キタアカリの方がお味は良いのですが、収穫量が男爵の方が1,5倍くらいいいのです。
男爵はどちらかというとなめらかさにかけ、肉じゃがを作った時、崩れてしまうのですが。
その点キタアカリはなめらかで煮崩れしにくいというジャガイモなのです。

このジャガイモ畑はサクランボ畑の隣のちょっとした空き地にあるので
昨年はネズミに3分の1は食べられてしまい、収穫量はコンテナ2個分弱しかありませんでした。
畑のネズミはサクランボの木がなぜか好きなので、ネズミにかじられて枯れた木がたくさんあります。
野鼠(やそ)害といいます。野鼠害は有効な手段が少なく大変深刻な問題なのです。
畑の雑草を刈る
畑を荒らさない(自分だけの畑でやってもダメ)
ねずみの穴に薬を入れる
などみんなで協力するこ都が大切です。でもなかなか被害はなくなりません。

サクランボ畑の草刈り


6月になると草がぼうぼうと伸び始めます。
ここ2週間雨が少ないのでいつもほどではないのですが
雨が降ったらもう大変!ぼうぼう畑になってしまいます。
きれい好きなはじめちゃんは草が伸びると待っていられません。
とくに木の周りはこのような機械でやらないとできません。
ラフランスの木もサクランボの木も1本1本根っこの周りを刈っていきます。
本当に大変な仕事です…頭が下がります。


夜になると腰が痛い!痛い!と言っています。
トクホンぺたぺた!こんな時には腰や肩をもんであげます。
ちょっといい嫁をしております。
後ろ姿ランドセルみたいでかわいかったのでパチリ!

名水庵~ニテコサイダー


名水庵です。
ニテコサイダーの会社がある場所です。
5月14日のブログの釣りキチ三平サイダーを作っている会社です。
会社というよりも明治時代の古い家といった趣のある建物です。
名水庵の中のお店は焼肉屋さんのテーブルが流しソーメンになっている!のです。
わわわ~~~ここでお昼を食べればよかった~リサーチ不足でした。
ニテコ清水・名水庵
奥には売店もあり、リンゴサイダー170円を買いました。
(サイダーにリンゴが負けているとはじめちゃんが言っています)


↑ ここが名水の「ニテコ清水」、ひっそりとした名水です。
だれも汲みにきている人の姿はありません・・・
湧き水の囲いが風情がありますよね。レトロでとってもすてき!
明治天皇御巡幸の時、この水を差し上げたそうで「御膳水」とも言うそうです。


この「ニテコ清水」のわきに水を飲むところがちゃんとあります。
はじめちゃん何を思ったかポケットから常備薬を取り出し
「お昼の薬飲むの忘れた~」といきなり名水で薬を飲みました。ダイタン!
さぞかしお薬も効くことでしょう!
はじめちゃんの薬は血圧の薬と耳の薬(はじめちゃんは慢性中耳炎です)

お味は?「まろやかどすな」「おいしいおす」
でも東根の水道の水も美味しいのでよくわからないのが実情です。スミマセン

湧水の里 秋田県美郷町


秋田県美郷町、町村合併前は六郷町と言ったそうです。
湧き水の里として有名だそうです。
ちょっと遅くなりましたが5月に行った時の写真です。
名水市場 湧太郎
清太郎なので湧太郎にひかれてはじめちゃんまで連れて行ってしまいました。
ホームページではすごいにぎやかな場所に見えるでしょ?
日曜日なのにがら~~んとして、こんなに建物もロケーションもいいのに残念!
人がいないと淋しくてどことなく廃れた感じに見えるのは悲しいかな、
でもいい所でしたよ。

湧き水が出ているところは湧太郎のところではなく、町に点在しているので
ゆっくり歩いて回れる人にはいいかもしれません、特にカップルにはおススメです。
ゆっくりとオテテつないで将来のことを語り合いながら歩いてはいかが?

じいちゃんとダンナさんを連れてそぞろ歩きにはちょっとむかない所だった~
でも明日掲載予定のニテコサイダーの湧水庵はよかったですよ。

もちろん湧太郎もいいスポットです。ぜひ湧き水めぐりをお楽しみ下さい。

農具シリーズ~2


写真の農具の名前は「片手草かき」
小さい雑草を根っこから取っていく道具です。
No7は山形の母きよのちゃんがこよなく愛する農具です。
暇さえあれば屋敷(裏庭から裏の畑から家の建っている所全部)を
「カツカツ♪してくる」と言って草を取っています。刈るのではなく取るのです。
大きくなったら種が出るから小さいうちに根こそぎ取っておくのだそうです。
耳が痛い・・・

きよの母もバアチャン(年寄りばんちゃ)が生きていた時には
一度も草取りをしたことがなかったそうです。
年寄りばんちゃが85歳を過ぎた頃「いくらやっても草が取れない」←山形弁で言った
(=頑張っているのだけれどいっこうに仕事がはかどらないという山形弁)
この時がばんちゃの草取り引退の時だったそうです。

田舎の年寄りはしっかり自分の仕事が与えられ、
かっこたる責任をもって仕事をししているので(ちょっとガンコかも?)
痴呆の方が少ないのではないでしょうか?
もちろん特老に入所している痴呆の方はいるのですが
体は丈夫!内臓も丈夫!「はえぬき」のご老人たちであります。

耕す?農具シリーズ~1


畑を耕しているように見えますが、実は違うのです。
耕す時には作物は植えてありませんよね?
畝(うね)の間の雑草を取っているのです。
ササゲ(いんげん)と枝豆が植えてある間の雑草を退治しています。
雑草はまだ小さいので掘り起こしてやると太陽の熱で干からびてしまうそうです。

使っているのは鍬(くわ)ではなく、両刃鎌という農具です。写真↓

松尾刃物制製作所さんから写真をお借りしました

この鎌は野口式とか松尾式とか鍛冶屋さんの名前が付いていて
とてもおもしろいなと思いました。
はじめちゃんが自分で研いでいるので小さくなって形が変わってきているそうです。

私は鎌や鍬の使い方がまったくダメで、まず腰が入っていないそうです。
さすがにはじめちゃんは達人であります。麦わら帽子もいいでしょ?

サクランボの状況6月~その1


いよいよ6月、サクランボの季節になりました。
テレビのニュースではサクランボは15%くらい収量アップだそうですが
果樹園うめつのサクランボは最悪だった去年よりもまあまあいいくらいです。

豊作だと実が小さいので、このくらいの方が大粒が取れるのではないか~と
思っているしだいです。
豊作だと実は小さいし、不作だと大粒だけど収穫量は少ないし
人間は本当にわがままだと自分でも思うこの頃です。

写真のサクランボは5月29日ですが、花の時期が遅かったので例年よりも
1週間~10日遅れて6月25~28日ころが最盛期になるのではないかと
予想されています。
大きい実は残り、小さい実は落果してしまいます。

5月31日サクランボのご案内状を東根郵便局より投函いたしました。
ご案内状にはお得意様限定のお得な情報もありますので
メールで住所をお知らせいただければすぐにお送りいたします。

皆様にサクランボを祝福の実としてお届けできるのを
私たちの与えられた仕事として頑張っていきたいと心から思っています。