月別アーカイブ: 2021年5月

お米の保管

気温が上昇するにつれて、
蔵に入れている玄米の品質が低下してしまいますので
果樹園うめつでは、ラフランス用の冷蔵庫に玄米を移して
13~14℃で保管することによって品質を保っています。
新米にも負けないくらいの美味しいお米を、
年間を通じて召上って頂けるように日々努力をしてい参ります。

こちらがラフランスの予冷で使用する冷蔵庫です。
8畳くらいの広さです。

中を開けると

現在お米は収穫量の三分の一くらいありますが
毎月少しずつ売れていって
新米ができる10月初めくらいでほぼ売り切れかちょっと余る
といった具合です。

冷蔵庫から出したばかりの玄米は気温差で汗をかいてしまうので
外の気温に慣らしてから精米しています。
でもお米30キロって重いです。
昔の人は60キロをかついでいたというので
すごいな~と非力な私はいつも思っています。

庄内米歴史資料館からお借りした写真です。
米俵300キロをかつぐ女性の写真です。


それにしても300キロってすごいです。
山形の母、キヨノさんは言います。
かつぐにもコツがあるんだず。
オラだって30キロはひょいとたがけたにゃ
(たがく=かつぐ)

サクランボハウスでき上り

昨年12月末の大雪で倒壊したサクランボハウスができあがりました。
こちらのサクランボ畑は昨年夏の洪水でも水に浸かりました。
ダメージたっぷり満載の畑です。

大雪であまりにも多くのハウスが倒壊したために
資材不足、人手不足が加わり
いつでき上るのか心配していましたが
ようやく完成しました。

2連棟のサクランボハウスです。
見積額は300万円で少しおつりがくる程度です。
補助金がでるということなので建設に踏み切りましたが、
3割くらいしかでないとのことです。半分くらい出るといいのですが

とにかく資材が値上がりした上に不足していて
ハウス屋さんも大変だそうです。
倒壊した農家⇒農協⇒ハウス屋さんというように
農協を経由しています、農協に補助金の書類なども提出します。
ハウスのビニール代
ハウスを囲う網代
これからハウスのビニールを上げて広げる人件費
などなどこれからの出費も目白押しです。溜息~ふぅ~

元気のないサクランボの木には大変申し訳ないのですが
奇跡の収穫ができますように。
たくさん収穫できますように。

サクランボの木の比較

昨年の洪水と大雪によってダメージが大きいサクランボの木


葉っぱの数がとても少なく
全体的にスカッとしています。
見るからに元気がありません。
実の数もとても少ないです。
きっと根っこもやられているのでしょうね。

同じ園地でも、とても元気な木もあります。


実も多いかなと思ったら
上の方は少し見えるのですが
背の高さくらいの位置で実がほとんどありません。
霜は背の高さくらいまで漂う・・・と言われています。
やはり今年は霜の被害が大きかったと思われます。

奇跡が起こってほしいです。
工場ではないのでサクランボの実を
徹夜で作るわけにもいきませんが・・・
お菓子みたいに作れたらいいのにな~と思うこの頃であります。
私のココロもダメージが大きいこの頃であります。
サクランボのご案内の葉書にもまだ手を付けていません。
5月末くらいに投函予定です。
もう少しお待ちください。ごめんなさい。

田植えの翌日

5月17日月曜日は朝から雨がポツポツ降っています。
風も強く、昨日田植えが終わって本当に良かったと実感する日でした。

田植えの翌日も田んぼにでかけて
水の様子を見に行かなくてはなりません。

田んぼの水管理は今まで、元ちゃんがやっていましたが
今年もはじめさんがやってくれています。
なかなか任せられないようです(笑)

私が軽トラックで田んぼまで乗せていくことがほとんどですが
私が仙台に帰った時などは、ラクーターに乗っていきます。
ラクーターというのは「シニアカー」
スズキでは「セニアカー」です。


電動アシスト自転車もありますが
今年からはじめさん、キヨノさんの愛車になりました。

水管理のやり方もいろいろと聞いていますが
今までカン一筋でやってきたので
なかなか説明が難しいようで、
私は写真を撮って記録しています。
農業は「経験と勘」、「見て覚える!」
新人には難しい世界です。
今はyoutubeなどもありますので・・・へへへ


フタが付いているのではなく
板で水を遮る、取水口もあります。
昔ながらの手作り感満載です。

田植え終了しました

5月16日日曜日は朝から曇り空です。
気温はだんだん高くなってきます。
天気予報では16時くらいから雨です。
何とかそれまでに田植えを終わらせたいと思います。

今年お願いする方が所有している田植え機は6条植えです。
いつもお願いしている方が急に入院してしまい
何とか知り合いの人にお願いしてやってもらいました。

機械も新しいのでたとにかく早いのです。
いつもだと四隅(よすみ)を人間の手で植えるのですが
バックしながらしっかりと植えてくれます。
たすかる~
今私は今年は田んぼに入ることがなく終了しました。

雨の降る前に14時には終了することができました。
今年の田植えは早かったわずか1日です。

いろいろと聞いてみるとこの田植え機は220万円もするそうです。
わずか1日稼働するために220万円は?コスパが悪すぎです。
やはり毎年お願いするのが一番です。
もちろん、10aあたりの値段が決まっています。
お米作りも、果樹栽培も人件費,委託費用が一番かかりますね~

コロナワクチンの接種券が来ました

5月14日の午後、ポストにコロナワクチンの接種券と予約方法の手紙が届きました。
よく見ると、85歳以上の人へです。
東根市では段階的に90歳以上の人、85歳以上の人というように
分けて通知を送っているそうです。
そんなわけで、87歳の元さんが今回はワクチン対象です。

半月くらい前に接種を希望するかどうか
市役所に電話するように手紙がきました。
ワクチンをする旨を承諾した人たちに
今回の接種の予約の方法などを送ってきました。
予約は5月18日午前9時からです。


予約方法は
電話
インターネット
ラインの3つ
私はラインで予約してみようと思っています。


電話は0570からのナビダイヤルです。
このナビダイヤルはカケホなどの無料通話を契約していても
無料にはならないダイヤルです。
ナビダイヤルは電話料が高いことで有名です。

携帯電話からナビダイヤル:20秒ごとに約10円
固定電話からナビダイヤル:210秒(3分半)ごとに約10円
アナウンスを聞いている時間や、
オペレーターへ接続するための待ち時間も通話料が発生します。
場合によっては数分待たされる場合があります。
携帯から「0570」へ発信してオペレーターへ接続するまでに5分待ったと仮定すると、
それだけで150円の通話料が発生することになります。

最初の接種確認の電話はキヨノさんが携帯からかけたので
なんと料金は896円もかかりました。もうびっくり!
皆さん固定電話があればナビダイヤルへはぜひ固定電話からかけましょう。

明日は田植えの予定です。
でも天気予報は雨、15時くらいまで降らないで~
夕暮れに田んぼの水を見に元さんときました。

明日は晴れますように。
無事に田植えができますように。

ラフランスの畑

5月14日のラフランスの畑です。
サクランボと同じように、やはり葉っぱの数が少なめです。
何となく元気がない・・・
枯れ枝がとても多いのです。
こちらの畑も昨年の夏の洪水で2mくらいまで水に浸かりました。

実の付き方も枝先が多く少なめです。
水害、大雪
ラフランスにとってもダメージが大きいのですね。

田んぼの水管理

田んぼで一番大切なのは水管理です。
水が少ないと除草剤の効き目が悪くなり
雑草だらけの田んぼになります。
田植えの後は水が多いと苗が水没したり、
少ないと苗が枯れてしまったりします。

田んぼの水はどこから入れたり出したりするのでしょう?


水路の赤い〇がついているところに
フタがついていて、そこから水を取り入れます。


フタを開けると勢いよく水が田んぼに入っていきます。
赤いやじるしの方向に流れていきます。

水が多い時には反対側の方にフタがあり
そこを開けると水が流れるようになっています。
毎日水の減り具合を見ながら、開けたり閉めたりします。

なんで水が減るの?
田んぼのあぜは粘土のような固い土で固めてあります。
田んぼの底も粘土で、水が漏れないようにしてあります。
あくまでも自然のものなので、自然と水ももれていきます。
あぜには野ネズミがあけた穴もあります。

写真のように、あぜ波シートをはって
田んぼの漏水を防いでいますが
少しずつ水がもれていきます。
田んぼは水と雑草との闘いで幕開けです。

赤い矢印があぜ波シートです。


田んぼの耕うん前にあぜの角度にそって貼っていきます。

苗が大きくなりました

5月16日に田植えの予定です。
昨日シロカキをしたので、今日は除草剤を田んぼの中に入れて
それが定着するまで4日以上あけなくてはいけません。
最初の除草剤が一番大切!雑草天国になるかどうかの分かれ目です。

苗も標準に育っています。

今年は気温が低い日が多かったので
いつものように大きくなって困った~ということはありません。
昨日も霜注意報がでました。
本日の最低気温は3.1℃
昨日の最低気温も3。1℃
いずれも低い気温です。

田植えの日は気温が上がって、
苗の根がしっかりと土に活着してほしいです。

田んぼのしろかき

5月11日、田んぼの水路に山から水が流れてきます。
この水はいつも流れているのではなく
田植えが始まる頃に、揚水場で水を川からくみ上げています。
この日が決まっています。毎年5月10日なのですが
今年は5月12日になっていました。なんでかな?
田んぼに11日の朝に行ってみると
水路に水がゴウゴウと流れています。やった~
田んぼに水を引き入れて、しろかきをすることができます。

今年もはじめちゃんが大活躍です。
田んぼの耕うんとシロカキはまだまだ任せられないそうです。

今日は風が強く、田んぼをわたる風が冷たく感じました。
ユーミンの「埠頭を渡る風」が頭の中でリフレインしています。
明日の朝は霜注意報が出ています。
このブログを書いている夜9時はストーブをたいて
コタツに入っています。
田植えの頃は一日の気温差が大きいので
体調の管理をしっかりとして、これからの農作業に備えたいです。