月別アーカイブ: 2021年4月

接ぎ木の方法~2

昨日書いた接ぎ木ですが
本日はその方法をざっとお話しましょう。

一番左側の切り方で台木と穂木を切って、合わせて
テープで巻きます。

こんな感じになります。


今は検索ページでいろいろな写真があります。
ちょっとお借りしました。ありがとうございます。
来年は芽がでると接ぎ木成功です。

サクランボの接ぎ木

サクランボの佐藤錦を台木にして
紅秀峰(べにしゅうほう)を接ぎました。
接ぎ木は、はじめちゃんの得意とする分野です。
これは昨年の秋に接いだものです。
↓ 

説明が難しいのでちょっと引用します

接ぎ木の定義とは
接ぎ木(つぎき)とは、2個以上の植物体を、
人為的に作った切断面で接着して、1つの個体とすることである。
このとき、上部にする植物体を穂木、下部にする植物体を台木という。
通常、遺伝的に異なる部分から構成されている個体を作る技術として用いられるが、
果樹等の育種年限の短縮化、接ぎ木雑種の育成などの目的で行われる場合もある。

挿し木や取り木と根本的に異なるのは、
目的とする植物の枝から根を出させるのではなく、
別の植物の根の上に目的の植物の枝をつなぐことである。

ということは

台木は佐藤錦なのですが
接いだ枝の紅秀峰の実がなることになります。

接ぎ木のメリットは
➀病害虫に弱い品種を、病害虫に強い品種に接ぎ防除するため。
➁樹勢が弱い品種を、樹勢が強い品種に接ぎ、木の勢いをコントロールするため。
➂一つの個体に複数の品種の花や果実をならせるため。
➃特定の個体を増殖させるため。
➄授粉に適した品種を接ぐことで結実率を上げるため。

果樹園うめつでは
佐藤錦の枝に紅さやかの枝を接木して
受粉がうまくできるようにしています。

田んぼの耕うん~2

田んぼをトラクターで耕うんする前に
角の部分を掘り起こす必要があります。
最新鋭のトラクターだと角も耕せるのですが
旧式のトラクターゆえ、人の手で耕さなくてはなりません。


もちろん、耕すのは長年スコップとともに歩んできた
87歳の元ちゃんです。スコップさばきは見事です。

私はあぜ道の斜面にあぜ波シートを貼っていきました。

田んぼのあぜ道は長い道のりです。
粘土なので杭を刺すのも力がいります。
このあぜ波シートで下の田んぼへの防水になります。

この後、トラクターで田んぼを耕うんします。
2回耕うんして、その後しろかきをします。

ラフランスの花~2

4月27日も霜が降りました。
27日 最低気温 ー2,2度 最高気温 19.4度
26日 最低気温 ー0.8度 最高気温 12.5度
25日 最低気温 2.5度  最高気温 16.3度
サクランボの花、ラフランスの花、リンゴの花が心配です。
めしべ、おしべが霜にやられてしまうと、受粉ができません。
大丈夫でしょうか?
何とか、受粉が成功して実をつけてほしいです。

ラフランス花が満開に近くなりました。

ラフランス畑の様子です。
雲が低く、天気が不安定な様子がよくわかります。

田んぼの耕うん

4月24日、25日、26日と気温があまり上がりません。
25日、26日は風が強く気温が低いので
ハチがほとんど活動していません。受粉が心配です。

26日午前中には小さな雹が降ってきてびっくり
2~3分ほどの間でしたが、黒い雲が来たかと思ったら雹でした。
北から寒気が入ってきているので、不安定なお天気の26日でした。

25日の日曜日から田んぼの耕うんを始めました。
昔でいう、田おこしです。
牛を使ってやっていたそうですが
現在ではトラクターを使います。
耕うんに1回~2回
しろかきに1回
畑の耕うんに1回
年に3回~4回しか出番がないのでちょっと年季が入っています。

肥料をまいてから、1回目の耕うんを行いました。
2回やると土が細かくなってしろかきがしやすいそうです。
土といっても田んぼの土は粘土です。
田んぼには稲わらや稲の株が残っています。
これを耕して田植えができるようにします。

サクランボの幼木

昨年の洪水、大雪で枯れてしまったサクランボの木の補充に
サクランボの幼木を植えています。
幼木を植えるのははじめちゃんが担当してくれています。
ありがたいです・・・


この木は佐藤錦で植えてから3年目です。
今年は花も咲きました。

こちらは紅秀峰(べにしゅうほう)という晩成品種です。


植えたのは息子が高校を卒業する年に記念に8本植えました。
3月1日が高校の卒業式でしたので
卒業式の後の日曜日に植えました。
あれからちょうど10年です。
今や直径20センチくらいまで成長して
収穫量も少しずつですが増えています。

息子が大学に進学するために引っ越しする日に
東日本大震災が発生しました。
この紅秀峰をみるとあの日のことを思い出します。

今年は霜の害が紅秀峰に多く出ています。
どうか無事に収穫できますように。

サクランボの花~2

果樹園うめつの中で一番小さなサクランボ畑があります。
サクランボの木が2本しかありません。
村の中にあって、車の通れない細い道を通っていきます。
昔は苗代だったそうで、ちょっと水はけが悪く
ここ数年ずっと成績がよくありません。
しかし、昨年の年末の大雪でハウスが壊れたり、木が折れたりで
にわかに、こちらの畑にも期待をかけています。
本日はお日柄もよく、佐藤錦が8分咲きです。
最高気温22.5度、最低気温3.6度


全く期待されていなかった畑なので
久しぶりに行ってみてびっくり!
一番先に花が満開に近くなっています。


今年は大きないい実をつけてほしいです。
久しぶりに期待しています!
虫のいいことを言ってしまってごめんなさい。
でもでも頑張って受粉して、実をならせて下さい。
お願いします。ぺこり!

苗ハウスの様子

4月12日に苗のハウスに入れた稲の苗が
こんなに緑色になりました。

日中の気温の高い日には
ハウスのビニールを少し開けて
苗が焼けないように気を付けています。

まだ少し生えそろわないところもありますが
もう少し背が伸びるときれいな緑色になると思います。

苗の管理は毎年キヨノさんがやっています。
苗部長と呼ばれて、丈夫な苗を作っています。

ラフランスの花

4月22日は朝からいいお天気です。
朝の気温は4時に0度、かなり寒かったですが
日中は19度まであがりましたので
ラフランスの花も少しずつ開花しています。

上の方の花芽です。
上の方が太陽に近いので?!花が開きかけています。

気のせいかもしれませんが、花芽がまばらなような気がします。
大雪で折れてしまった枝が痛々しいですが
ちょっとバランスが悪くたっているような気がして・・・

昨年は夏の洪水により、極端に不作でしたので
今年は少しでもたくさん実をつけてほしいです。
丈夫な大きな実になりますように。

ラフランス畑の様子です。

明日も明け方は冷え込みがきつそうです。
また霜注意報が出ています。
花が咲いても、遅霜の危機、被害がありませんように。

サクランボの花の開花

4月19日、20日も風が強く生憎のお天気でした。
気温が上がらず寒~い。
4月21日も朝は冷え込みましたが
霜が降りるような気温にはならずホッとしています。
気温はぐんぐん上がり、お昼には汗ばむような陽気になり
サクランボの花も一斉に目が覚めたようです。
少しずつ白い花びらが見えてきました。

一番南にある「おかじま」というサクランボ畑の
日当たりのいい南側の枝は早くも三分咲きです。

西日が当たる枝はあまり花が開いていません。


おひさまの力はすごいです。
でもこの咲き具合で霜の被害に遭う花があるのです。

20日 最低気温 0.5度 最高気温 20.4度
21日 最低気温 2.4度 最高気温 17.7度
22日 予想最低気温 0度
何とか霜が降りずにサクランボの花、芽が守られますように。