日別アーカイブ: 2010年7月15日

がおったサクランボの木


がおった=弱った
がおったサクランボの木=弱って元気がないサクランボの木

どうして「がおった」とわかるのか?
それは葉っぱがないからです。葉っぱがあっても葉が小さく枚数が少ないのです。
サクランボの木の元気度は葉っぱの大きさです。
遠くから見るとサクランボの実だけが目立つのでよくわかります。

この写真のサクランボの木には葉っぱがほとんどありません。
がおった木ほど実をつけます。生命の危機を感じ子孫を増やそうとしているのです。

つまり貧乏人の子だくさん、豊かな庄屋さんには一人娘しかないないというのと同じです。
この説はちょっと乱暴でしょうか?
しかしこの説ははじめちゃんの奥さん(山形の母=きよのさん)がよく言うのです。

このがおった木のサクランボの味は甘くないのです。
(だから出荷はしませんでした→すべて実は落しました)
つまり葉っぱで甘さも作られると言うわけです。葉っぱがないと甘くならないのです。

果樹園うめつではサクランボの味を確かめながら収穫しています。
もちろん木の個性で甘さも多少は違いますが
がおった木は特に注意してあまくなければどんなに真っ赤でもお届けしません。
どうぞご安心下さいね。