日別アーカイブ: 2010年7月13日

ちょっと悲しい作業です


7月12日、こんな辛い作業はありません・・・
黄色いサクランボ=赤くならないまま熟してしまったサクランボや
グミみたいな小さいサクランボを落とす作業をしました。


サクランボを落とした後の写真です。
時間短縮のため軸を残して、サクランボの玉だけを落とします。
写真は軸だけになったサクランボです。もうサクランボとは言えませんが・・・

もう熟しているので簡単に玉を落とすことができますが
かなり生産者にとっては辛い作業であります・・・

ナポレオンや交配木のサクランボの実は落としたことはありますが
佐藤錦を大量に落とすのは初めての経験です。
このあたりの方言ではサクランボの実を落とすことを=「ほろく」と言います。

今年は花の咲く時期が遅かったのと収穫期前に雨が続いたため赤くならずに
黄色いまま熟してしまったサクランボがたくさんありました。
東根市よりも北の方ではこの現象が多く、畑の半分以上を収穫しないで
落としてしまう農家も多いと聞きました。まさに豊作貧乏です。

東根市よりも北では尾花沢市や村山市では
スイカの時期とサクランボが重なりサクランボを見捨てて、
スイカの作業に取り掛からなければならない農家も多かったそうです。
果物は待ってはくれません・・・農家の作業も待ってはくれません。