るみの日記」カテゴリーアーカイブ

優作


優作はトウモロコシの品種です。
私は「太陽にほえろ」の松田優作のことを思い出します。
ネーミングがいいですよね、松田優作ファンは必ず買ってしまいます。

このトウモロコシはイエロー品種の中の一つで
甘さはピーターコーンよりも甘く
皮はピーターコーンよりも少し固めです。

しかしこのトウモロコシ、やはり消毒をほとんどしないためか
収穫すると小さな虫(毛虫の形をした毛のないニョロニョロ系です)
がたくさん出てきます。
とくに上の方の毛の部分にアブラムシやニョロ系が多くいます。

虫が多いほど甘いというのがよくわかりますが
優作にこんなに虫がつくとは・・・いい男はつらいよ。

2010年7月23日のブログ=優作

耕作放棄地


果樹園地帯の中でもところどころ雑草が生い茂っている所があります。
写真は何も栽培していないいわゆる耕作放棄地です。
真ん中の木は果樹のように見えますが実は雑草が木になったもの。
雑草の中にもどんどん伸びてしまいには大きな木になってしまうものもあります。

雑草が道まではみ出してくると車の通行にもじゃまになるので
農業委員会からご注意を受けます。
しかし土地の所有者が高齢だったり、入院していたり、
息子さんが遠くに住んでいたり、農業後継者がいないのです。
山の土地になると所有者がわからないなんている土地もあるそうです。

こうなると誰も草刈りをしてくれませんが
他の人に頼んでも草刈りをしなければならないのです。
こんな時にはお金を払って草刈りをしてもらうそうです。

隣りの畑には野菜や果樹も植えてあるので
「レンタルやぎ」を借りるわけにもいかず・・・
山形ではレンタルやぎはいません、私がレンタルやぎ会社を作りたいくらいです。

畑だけに限らず、田んぼにも耕作をしない田んぼもあります。
これは減反の田んぼがほとんどですが
減反も蕎麦や菜の花、枝豆などいろいろな転作作物もありますし
水はり調整といって水をはっているだけの田んぼもあります。

高齢化によって田舎も田んぼや畑にもいろいろな現象がおきています。
日本の農業はどうなっていくのか・・・

しかしこの耕作放棄地に生えている大きな木や笹や野バラなどは
長年化学肥料をやっていない証拠だそうです。
そこで無農薬の野菜を作るにはこのような土地が一番いいという人もいます。
考え方によってはこの耕作放棄地が宝の山に見えるという人もいるので
世の中は見方、考え方しだいなのだと思うこの頃なのであります。

放牧用やぎレンタルシステムについて

小さいサクランボハウス


今まで露地栽培をしていたサクランボにいよいよハウスを作りました。
この夏、はじめちゃんと親戚の大工さん二人で
工さんがお休みの時にいっしょに作った手作りのハウスです。
小さい2本のサクランボの木がすっぽりと入るハウスです。

サクランボ畑のお隣のハウスのサクランボが枯れてしまって
そのハウスを解体したパイプをもとに作ったものです。
いわゆるエコハウスです。

お隣のサクランボを作っているのは80歳を過ぎた老夫婦です。
いつもお二人仲良く畑にきていました。
しかし息子さんが先に亡くなり、すっかり気落ちしてしまい
サクランボ作りをやめてしまいました。

今、このあたりでは先に3世代の場合、20代、50代、80代とすると
50代の真ん中の世代が先に亡くなってしまう場合が多くなっています。
こうなると働き手がいなくなり、老々介護になってしまいます。

しかし果樹やお米の値段が下がり、農業だけでは生活できなくなっています。
どうしても農業外収入が必要なので若い人が会社で働かなくてはなりません。
数年前から工場は海外に移り、山形の工場はどんどん無くなってきています。

はじめちゃんは暑い中、ハウスを黙々と組み立てています。
本当に頭の下がる思いです。
これからの希望がこの小さいハウスには込められています。
はじめちゃんはいくつになっても明日をそして希望を持って生きています。

ラフランス畑


8月中旬のラフランスの実です。
雨がずっと降らないのでラフランスの実も大きくなりません。
困った~困った~とはじめちゃんは嘆いています。

夕立も雷も鳴らないので毎日空を眺めては雨が降らないかなと言っています。
雨が降らなくていい時に雨が降って
雨が欲しい時に雨が降らない・・・なかなか自然はきびしいです。

津波の前の週

8月15日お盆の中日、ようやくこの写真をこのページに載せる決意ができました。
この写真を見るたびに胸に迫る想いがあり
この景色を見ることのできない悲しみがこみ上げてきました。

実は地震前の3月6日日曜日に北上川に行っていました。
清さんがどうしても葦の生えた北上川を見たいというので
仙台利府インターから三陸自動車道を通って
石巻河南ICで下りて北上川をめざしました。
北上川水辺センターで一休みしました。
その時の写真です。

まさか5日後にこんな地震がおこるなんて考えもせず
葦の生えている道を走りながらこの風景が永遠に続くものだと思っていました。
この葦の道はも何度来たことでしょう。
春も夏も秋もそして冬も・・・
新しい車が来た時には葦をバックに新車の写真を撮ったり
仙台に暮らしている15年間のうちに何度も訪れた大好きな場所でした。


北上川水辺センターでパンフレットをもらい
石巻でお昼を食べようということになり、石巻市内をあちこち走りました。
日曜日だったので道も渋滞していて、
オープンしたばかりの「すし勘」に行きました。
石巻の町に行ったのは初めてでした。

3月11日の地震は本当にたくさんの思い出も一瞬のうちに流してしまいました。
この写真を見るたびに胸が痛くなり
なかなかブログにアップすることができませんでした。
北上川は私たちの大好きな場所でした。

この写真の奥に大勢の生徒さんがなくなった大川小学校があります。
テレビで行方不明の娘さんを探しているご夫婦の姿をみて
本当に心が痛くなります。涙がでてしまいます。
亡くなった方々のご冥福を心からお祈りするとともに
お盆の15日に掲載して御霊の鎮魂を深くお祈りしています。

<a href="http://www.tamezon.net/onsen/s28/p_yoshiwara.html">かつての北上川水辺センター

ひまわりソフトクリーム

宮城県の道の駅三本木で見つけたソフトクリーム2種類です。
道の駅 三本木(さんぼんぎ)


ひまわりソフトクリーム 250円
ひまわりのたねとキャラメルが入っているそうです。
香ばしい味ですがキャラメルの味が強く、
ひまわりの味はいったいどんな味なのかよくわからないのです。

ハムスターになったみたいな気分です。
うちのハムスターたちはみんなお空の☆になってしまいした。


地蔵さまソフトクリーム 250円
ごまとあんこが入っているという異色のアイスクリーム。
これはなかなかいけますよ。
ネーミングもいいですね。
地蔵さまソフトクリームの方が美味しかったです。
いつもは二人で一つしか買わないのですが
今回はどうしても二つとも味比べをしたかったので
お昼を軽めにしてソフトクリームを食べました!(言い訳っぽくてすみません)

道の駅三本木は仙台市の泉中央からすいていると20~30分くらいで行けます。
ひまわりの丘が近くにあり、毎年ひまわりが満開になったらぜひ行ってみたいと思いつつ
なかなかたくさんのひまわりを見ることができません。

雨乞い・・・


8月12日あまりにも雨が降らないので
ラフランス畑の井戸からポンプで汲み上げて1本1本に水をかけています。

台風6号の時に雨が降って以来まとまった雨が降っていません。
このままだとラフランスの実が大きくならないのではないかと心配です。

しかしこの作業、ホースが重くて、私はなかなか引っぱれません。
草をホースの摩擦でホースがこちらに来てくれません。
消防士さんの苦労がわかります。

雨が降ればゲリラ豪雨になるし、降らないとカラカラだし
世の中うまくいきません。
お米も高温障害がでないか・・・と心配もたくさんあります。
気温が高すぎても、低温でも、雨が降りすぎても、降らなくても
自然相手はなんと難しいことか・・・


ラフランス畑に掘ってある井戸です。
ここから水を汲み上げています。たしか去年もこの作業をやりました。
たしかもう少し遅かったような?
そうそうこの日でした↓ここをクリックすると見られます。
2010年8月31日

畑に井戸を掘っている農家ではポンプで井戸の水を汲み上げて
毎日のようにサクランボやラフランスに放水しています。
どの農家も苦労の夏になっています。

8月12日第2試合山形代表の鶴岡東高校が智弁高校に1-2で負けました。
この鶴岡東に去年、日大山形も準決勝で負けてしまいました。
悔しい去年の夏が思い出されるこの頃であります。

穂ばらみ期~出穂期~開花

8月に入って連日35℃の暑い暑い日が続いている山形県です。
田んぼの稲はすくすくと育っています。


稲は出穂(穂が出る頃)間近になると茎の先端がふくらみ
出穂の前日には葉の合わせ目が開き、籾が見えるようになります。
これを穂ばらみ期といいます。 ↑写真が穂ばらみ期です。


穂ばらみ期から数日で出穂期(しゅっすいき)を迎えます。
いよいよ穂が見えてきて、その日のうちか翌日には稲の花が咲きます。


↑ 稲の花です。
稲の開花時間は1~2時間で咲き終わります。
1個の花の開花時間は20分ほどだそうです。
また花粉の寿命は4~5分!なんとまあはかないことか・・・
受粉は開花の瞬間に行われるそうです。
なんとまあすばやいことか・・・

詳しくはこのホームページをご覧ください。
出穂期、穂ばらみ期の解説

ピーターコーン


山形の裏の畑で収穫したピーターコーン
黄色の粒の中に白い粒が混じっているのが特徴です。
この品種も甘いです!
前出の「味来」よりも皮がほんの少し固い感じですが
食べ応えがあるような気がします。
私はピーターコーンの方が好きです。

昔のトウモロコシは黄色一色でしたが
ホワイトコーンなるものも登場してトウモロコシも華やかになりました。

でもトウモロコシを無農薬で作ると虫に食われていたり
カラスが狙っていたり、アブラムシが付いていたりと
難関を通りぬけなければなりません。

粒の中から小さい毛虫の毛のないニュルっとした虫が
「こんにちは」っと現れた時には
さすがにぞっとするものがあります。
虫も好むほど安全なのですが・・・
この虫は「アワメノメイガ」というそうです。
この虫のことを調べていたら全身がかゆくなってきました。
写真を見ただけで反応してしまうようです。
とくにすごいのがこの方のホームページです。
アートな虫たち
とても写真がきれいです。ぜひクリックしてゾッとなさって下さい。
私はどうしてもこの手の虫たちが苦手です。

トウモロコシのお勉強です。
・イエロー品種
マリーゴールド
ゴールドラッシュ
フルーツコーンなど

・バイカラー品種(黄色と白の2色)
イエロー品種と比べて甘みが強い品種が多いのが特徴です。
ピーターコーン
ピクニックコーン
ハーモニーショコラ
ゆめのコーンなど

・ホワイト系品種
実がクリーム色白色の品種で、スーパーなどではあまり見かけないタイプです。
プラチナコーン
バニラッシュなど

茄子・ナス・なす


山形の母が作っているナス畑で収穫中にこんなナスを見つけました。
「魔法使いのおばあさんのナス」
「帽子をかぶっている芸術家のおじさん」
鼻と目、髪の毛まで付いているように見えます。
いろいろな表情に見えてしまうのでかわいくて食べられません。
写真を撮るのって本当に難しいです。
黒いからなかなかピントが合いません。

ナスを収穫する時には手袋をしないといけません。
小さな鋭いトゲがあるのです。これが刺さると痛い!
新鮮な証拠ですが、
新鮮なナスを刻んで、キュウリとしそとオクラとネギと
夏野菜をみじん切りにして作る「ダシ」は美味しいです。
山形の夏の定番料理、これをご飯にかけて食べます。


↑ スーパーで売っているマルハチの「山形のだし」
裏に畑のない人、刻む時間のない人にはスーパーで売っています。
冬でも食べられる「だし」です。
これで全国的にも「だし」は有名になりました。

山形県のホームページから「山形のだし」