小さいサクランボハウス


今まで露地栽培をしていたサクランボにいよいよハウスを作りました。
この夏、はじめちゃんと親戚の大工さん二人で
工さんがお休みの時にいっしょに作った手作りのハウスです。
小さい2本のサクランボの木がすっぽりと入るハウスです。

サクランボ畑のお隣のハウスのサクランボが枯れてしまって
そのハウスを解体したパイプをもとに作ったものです。
いわゆるエコハウスです。

お隣のサクランボを作っているのは80歳を過ぎた老夫婦です。
いつもお二人仲良く畑にきていました。
しかし息子さんが先に亡くなり、すっかり気落ちしてしまい
サクランボ作りをやめてしまいました。

今、このあたりでは先に3世代の場合、20代、50代、80代とすると
50代の真ん中の世代が先に亡くなってしまう場合が多くなっています。
こうなると働き手がいなくなり、老々介護になってしまいます。

しかし果樹やお米の値段が下がり、農業だけでは生活できなくなっています。
どうしても農業外収入が必要なので若い人が会社で働かなくてはなりません。
数年前から工場は海外に移り、山形の工場はどんどん無くなってきています。

はじめちゃんは暑い中、ハウスを黙々と組み立てています。
本当に頭の下がる思いです。
これからの希望がこの小さいハウスには込められています。
はじめちゃんはいくつになっても明日をそして希望を持って生きています。

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