耕作放棄地


果樹園地帯の中でもところどころ雑草が生い茂っている所があります。
写真は何も栽培していないいわゆる耕作放棄地です。
真ん中の木は果樹のように見えますが実は雑草が木になったもの。
雑草の中にもどんどん伸びてしまいには大きな木になってしまうものもあります。

雑草が道まではみ出してくると車の通行にもじゃまになるので
農業委員会からご注意を受けます。
しかし土地の所有者が高齢だったり、入院していたり、
息子さんが遠くに住んでいたり、農業後継者がいないのです。
山の土地になると所有者がわからないなんている土地もあるそうです。

こうなると誰も草刈りをしてくれませんが
他の人に頼んでも草刈りをしなければならないのです。
こんな時にはお金を払って草刈りをしてもらうそうです。

隣りの畑には野菜や果樹も植えてあるので
「レンタルやぎ」を借りるわけにもいかず・・・
山形ではレンタルやぎはいません、私がレンタルやぎ会社を作りたいくらいです。

畑だけに限らず、田んぼにも耕作をしない田んぼもあります。
これは減反の田んぼがほとんどですが
減反も蕎麦や菜の花、枝豆などいろいろな転作作物もありますし
水はり調整といって水をはっているだけの田んぼもあります。

高齢化によって田舎も田んぼや畑にもいろいろな現象がおきています。
日本の農業はどうなっていくのか・・・

しかしこの耕作放棄地に生えている大きな木や笹や野バラなどは
長年化学肥料をやっていない証拠だそうです。
そこで無農薬の野菜を作るにはこのような土地が一番いいという人もいます。
考え方によってはこの耕作放棄地が宝の山に見えるという人もいるので
世の中は見方、考え方しだいなのだと思うこの頃なのであります。

放牧用やぎレンタルシステムについて

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