東日本大震災から1年がたちました。
1年前のあの時には何をしていたのか・・・
3月11日は息子の引っ越しの荷物を東京へ運ぶために
朝からバタバタしていました。
車で東京へ行く予定だったので車には荷物を満載にしていました。
14時に出発予定だったので、着替えをしてコートまで着て
「遅いな~」と清さんを待っていました。
その時にグラグラと来たのです。
14時に出発していなくてよかったのです。
3日くらい留守をするはずだったので
押し入れは湿気がこもらないように開けていたので
押し入れの荷物はみんな落ちてきて散乱しました。
冷蔵庫の扉もあいてしまい、みんな落ちてきました。
食器棚の引き戸も開いていて食器も半分くらい落ちました。
(たぶん私が清さんが帰ってこないのでイライラして
水を飲んでそのまま開けっぱなしだったみたい・・・かなり反省)
炊飯器やオーブントースターのように上に置いてあるものは落ちましたし
テレビも前に倒れて液晶画面が壊れました。
幸い怪我はなく、息子もそばにいましたし
清さんともまもなく会うことができましたが
家の中がめちゃくちゃになって
しばしの間は動けずボー然としていました。
余震は怖かったのですが、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました。
そんな時に息子は役に立ちました。
こんなにも頼もしいと思ったのは初めてです。(すみません)
暗くなる前に家の中をある程度片づけておくように言いつけられ
外の様子を見に行きました。コンビニで電池なども買ってきました。
公衆電話もかけてくれました。
私一人でなくてよかったと本当に思いました。
今は息子も東京の生活に慣れ、夫婦二人だけの仙台生活
はじめちゃん、きよのちゃんとの山形生活の相変わらずの往復ですが
遠くにでも子供たちがいるということだけで感謝です。
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地震の後、地震の写真を集めた本も多数でましたが
私が一番すごいなと思ったのはこの地図です ↓
東日本大震災 復興支援地図 昭文社から出ています。
2011年6月6日、東日本大震災の復興支援の一環で、
被災地域の地図帳「東日本大震災 復興支援地図」を発売する。
この地図は、復興支援に携わる機関へ5月26日から昭文社が
償提供しているものと同じ内容だ。
東北地方の太平洋沿岸部地域について、
被災前の状況と被災範囲が把握できる。
津波浸水範囲、災害対策本部、仮役場、避難所の位置、
主な道路の通行規制箇所なども掲載している。
B4版。全144ページ。オールカラー。
価格は1000円。売上の一部は義援金として日本赤十字社を通して寄付する。
この地図ができた頃とは今はずいぶん復興がなされていると思いますが
あの時を忘れないためにも私はこの地図を大切にしています。
3月10日から地震関連のテレビやラジオが流れていますが
あの映像を見ると悲しくなって心が重くなってしまいます。
忘れてはいけないのですが、忘れることも心が少し軽くなってきます。
これからは心のケアが必要になっている被災地だと思います。
孤独死や自殺など重い問題が課題になっています。