投稿者「rumi」のアーカイブ

変なキュウリ発見


裏の畑にあるキュウリの苗にキュウリがなり始めたのは6月に入ってからのこと
最初は1本、雨が降ると2本、3本と
平均して1日2本くらい収穫できるようになりました。

そんな中で見つけた変なキュウリ!
背中から葉っぱが出ています。
食べるにはちょっともったいない?いやちょっと怖いかな?
なんで怖いか私にもよくわからないのですが・・・
こんな時に都会人だった昔のワタクシが現れるのかな???(うそっだぁ~!)

丸まっている形がネコみたいで「ネコ型キュウリ」
自然になっているものは形もいろいろ、支柱に巻きついているキュウリもあるし
土の上にごろんとなっているキュウリもあるし
まっすぐなキュウリは半分くらいです。
切ってみると中が空洞だったり、
でもやっぱりもぎたてが最高と思うワタクシは
完全に山形人となってしまったような気がいたしまする。

紅さやかのコンフィチュール


中学校からの友人のロッタちゃんが紅さやかでコンフチュールを作ったそうです。
その写真を送ってくれました。
ロッタちゃんありがとうございます。
ロッタちゃんはとてもセンスのいい何でもできる方なんですよ。

それにしてもコンフチュールってなんだ???初耳です。
山形さではそんなハイカラなもん、くったことねぇ 


調べました。フランス語です。ジャムのことをいいます。
フランス語 コンフィチュール (仏: confiture) 
ドイツ語 コンフィテューレ(独: Konfitüre)
それにしてもおいしそう~紅さやかちゃんすてきに変身しましたね。
よかったね、すてきな方のところへお嫁に行けて・・・
ロッタちゃんありがとうございます。

ところで・・・話は変わりまして
私の東京の祖母は(明治38年生まれ)もうあちらの方へ旅立ちましたが
ジャムのことを「ジャミ」と言っていました。
ジャムだよといっても「ジャミ」と言い通した明治生まれです。
祖母の作った玉ねぎ入りの卵焼きがすごく懐かしい夏至の夜です。

サクランボ作業台


サクランボの箱詰め作業にかかせないのがこの穴あきの作業台です。
この作業台は10数年前に大工さんに頼んで作ってもらったオリジナルです。
サクランボの実は落ちないけど、ゴミは落ちる…
ゴミってなに?サクランボの花の残りかすや一緒についてきた
不稔のサクランボの実などが下に落ちるようになっているすぐれものです。

この台をコンテナの上に置いているところがミソ!
手作りの作業場です。


現在ではアルミできた丈夫な作業台が売っていますが
木でできたものは汚れも付きますが暖かい感じがします。

この台の上にサクランボが並ぶ日もあと4~5日のようです。
箱も作って準備があわただしく行われています。

露地栽培のサクランボ


露地栽培のサクランボというのはビニールハウスを
かけていないサクランボのことをいいます。
昔はほとんどがこのスタイルで、雨が降ると実が割れてしまい
サクランボとして出荷することができず、すべて廃棄していたそうです。
露地栽培は天気予報とのにらめっこ、雨との戦いでした。
今でも小さい木は途中で枯れることも多いので、ハウスをかけません。
ハウスを建てると数百万円かかるからなのです・・・


また露地栽培は鳥との戦いでもあります。
鳥は実が赤くなると集団でやってきて赤い実をつついて食べます。
それで鳥よけの網をかぶせるのですが、これが曲者・・・
網をかけるのも一苦労、人間でもひっかかってしまうのです。

6月19日からはずっと曇りと雨マーク、晴れ間にサクランボを収穫しようと
はじめちゃんは網を取り外しています。はじめちゃんが網にかからないように!
若いこの木は4キロくらいしか実をつけません。若いので枝や葉に栄養が行くようです。

露地栽培のサクランボは初物のサクランボでもあります。貴重な初穂の実です。

紅さやかのつづき


紅さやかの木の上のほうを脚立に登ってみてみました。
こんなに赤くなっています。
上の方は日当たりもいいし、温度も高いので早く赤くなります。
19日か20日あたり収穫できそうです。

もしサクランボ狩りに行ったら絶対に上の方の実を食べるべし
午前中に行くべし→赤い実はみんなが狙っているので遅く行くとありません。
サクランボ狩りはもいでいい木が決まっているらしいのです。
(スミマセン、私はサクランボ狩りに行ったことがありません)

サクランボ狩りは
入園料金:大人60分/1,500円、小人(3歳以上小学生未満)60分/1,000円
高いのか安いのか~食べるだけだから、お土産はまた別で
サクランボ園に入る時にはリュックやバックなどはすべて預けて
ポケットにサクランボを入れてくることもできないと聞きました。
見張りの人がいるそうです。なんかたかがサクランボ狩りなのに・・・と
思うこの頃であります。

例年だと6月20日頃がサクランボのピークなのですが
サクランボ園は19日からオープンで27日頃が最盛期と言われています。
この1週間のずれが大きい!
19日以前に予約があったサクランボ狩りツアーを断った園もあると聞きます。

今年のサクランボどうか無事に皆様のお届けできますように。

紅さやか


「紅さやか」はサクランボの早生品種で、交配木として植えられています。
昨年は6月9日に収穫したのですが、今年は10日以上遅れているので
19日頃収穫できるのではないかと思っています。

色は真っ赤になるサクランボでおもに加工用になります。
食べても甘みも酸味もあまりなく、どちらかというと昔のサクランボ
うちでは「昔の名前で出ています♪」というあだ名をつけています。

ジャムやタルト、サクランボ酒、サクランボ染めなどに使われます。
佐藤錦は実の付きがいいのですが、紅さやかはイマイチ
網をかけるのが遅かったので鳥に集団で狙われました・・・

そんな訳で予約完売となりましたが
こんなに赤くなりましたのでご報告いたします!

6月の田んぼ~その3


田んぼの中をよ~~く見ると小さい生き物がたくさんいます。
一番目に付くのは「ミズスマシ」水の上を勢いよく泳いで?歩いて?います。
次はおたまじゃくし、黒い小さいおたまじゃくしが泥の中から顔を出して
ゆらゆらと泳いでいます。人の気配がするとさっと隠れます。
田んぼを覗いていると映画の「トトロ」のめいちゃんになったような気分!

童心に返って田んぼを覗いている私を道行く軽トラックに乗ったじいちゃんたちは
「あの嫁何してんだか?」
「カメラなんかたがって=持って」と思っていることでしょう・・・


苗も分けつが進み、ずいぶんとたくましくなりました。
すくすくと育ってほしいです。がんばれ苗ちゃんたち!雑草に負けるな!

徒長枝(とちょうし)


徒長枝(とちょうし)という言葉はあまり聞きなじみがない方が多いことでしょう。

「徒らに長く伸びた枝」からきている言葉で
樹木の幹や太い枝から上方に向かって真っ直ぐに長く太く伸びる枝を指す園芸用語。
徒長枝は樹形を乱す上に花芽がつきにくいことから、
無駄な養分の使用を抑えるために通常は樹木剪定の際に剪定すべき枝とされる。

写真はラフランスの枝からまっすぐにのびる徒長枝。
これを1本1本とって行く作業を行っています。
この枝を伸びるにまかせると収穫時にラフランスの姿が見えにくくなる他に
余分な養分がこの枝に取られて実が大きくならないといわれています。
あまり取りすぎるのもよくないのです。(そのかげんがビミョー)

樹勢が強すぎる枝ではこうして徒長枝を出すことによって
木のエネルギーを木自体がコントロールしているとも言われています。


この徒長枝取り作業、延々と1本1本続くので、
夕方の方が涼しくて作業しやすいのです。
薄暗くなってもまだおうちへ帰らないはじめちゃん。
早く帰ろうよ~お腹すいたよ~お疲れ様です。

6月の田んぼ~その2


6月14日は5月中旬の気温で久しぶりの雨!
まさに植物にとっては待ちに待った雨です。
人間もすごしやすかったです! お掃除にもってこいの日となりました。

ここ数週間雨が降らず、6月11日からは30℃を越える真夏のような山形で
植物はぐったり、畑の作物も丈が伸びず、やっと生きている状態でした。
ここにまさに恵みの雨、雑草までもがぐんぐんと1日で伸びたような感じです。

雨でイキイキした田んぼに鴨が遊びに来ていました。
警戒心が強く、カメラを向けただけでも逃げてしまいますが
デジカメを望にしてパチリ!
田んぼの苗がすくすくと育って鴨の姿を隠してしまうくらいになりました。

ハウスの網掛け作業


サクランボハウスの屋根にビニールをかけたら、
鳥が入らないように周りを網で囲います。
今までの網はボロボロになり、ようやく今年この青い網を新調しました。
はじめちゃんはこの青い網がとてもお気に入り!
ふつうの網より高かったけれど、作業しやすく丈夫だそうです。

しかしどんなに隙間なく網を張ったつもりでも、
鳥はわずかな隙間から頭を突っ込んで入ってきます。
でも出られなくて…ハウスの中を飛び回り、結局上の方の赤くて甘い実を食べて
ハウスをはずすまで元気に飛び回っているのです。しぶとい!
簡単に鳥を捕まえようなんて思っても彼らは羽があるので捕まえられません。

まるで新潟県の佐渡島のトキセンターでてんがトキを襲ったのと同じです。
鳥も必死においしい実を食べようとしているのです。
網をはっている間も電線や近くの木の上で何羽も鳥が待ち構えているのです。
鳥はトリ目だから夕方は行動しませんが、
明るいうちに集団でやってきて赤い実だけを食べていきます。
すずめもきます、ヒヨドリもきます、知らない鳥もやってきます。
でも網をしたからはいれないよ~~~へへへっ!


網掛け作業は、作業台車と上からの手作業で同時に行っていきます。
これもビニールをかける作業と同じように厳しい仕事です。