おみ漬け


おみ漬けは、青菜漬(せいさいづけ)と並ぶ山形の秋の代表的なお漬物です。
余った野菜などを無駄にしない手法として、近江商人が伝えたことから
近江漬け(おうみづけ)、おみ漬け、と呼ばれるようになったという説があります。

この近江商人がなぜ山形と関係があるのかというと
山形は紅花の産地として有名でした。
この紅花の買い付けに来ていたのが近江商人だったというわけです。

☆おみつけの作り方☆
①青菜(せいさい)を細かく切り、細かく切った大根、人参をいっしょに樽にいれます。
大根は干した大根を使った方が味がよくなります。

②塩をまぶして、一晩重石をして水が上がってくるのを待ちます。

③水が上がってきたら、塩を洗い流します。
ざるに水をかけて塩気を洗うのです。よく洗います。
その後、また重石をしてよく水気を切ります。

↑ 水気を切った状態です。

④白醤油を煮立てて(沸騰しないくらい)その中にざらめをいれて冷まします。
ざらめの量を調節して、甘さを加減します。
この時にちょっと甘いかなというくらいがいいようです。
出来上がりはそれほど甘さを感じません。

⑤水気を切った青菜を樽に移して、④のたれをかけて、重石をして漬け込みます。

これでおみつけのできあがりです。

このおみつけに松前漬けを混ぜ込んだり、
納豆におみつけをいれて「おみつけ納豆」にしたりして食べます。
ご飯とおみつけさえあれば…OKです。


↑ 完成品はネットからお借りしました。
じつはもう食べちゃったのです。
残りは小分けにして冷凍しました。少しずつ食べます。
漬物で冷凍しておいしかったのはこのおみつけだけでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です