しみ大根作り


寒の時期に入るとしみ大根を作ります。

① 雪の中に埋めてある大根を掘り出します。
② 2つ割りにして大きな鍋でゆでます。
③ 柔らかくなったら串で穴をあけて紐を通します。
④ 半日その状態で水の中でさらします。
⑤ 夕方寒くなってきたら軒下につるします。
⑥ カラカラに乾くまで干します。だいたい3月くらいまで。
⑦ 乾いたら家の中の風通しのいいところに保存します。

乾いたら日持ちがしますので煮物に使います。
味がよくしみて、普通の煮物とはちょっと違った歯ざわりになります。
ニシンと一緒に煮物にしたり、豚のばら肉と一緒に煮込んだりします。

私は山形にお嫁にきては初めて食べましたが、
スローフードというのは、こういう手間ひまがかかる、
優しい味なのだとだんだんわかるようになりました。
しみ=凍らせる 乾燥させた大根にはいっそうの甘みがあります。

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