大根畑の除草

今年は雨が多かったせいか、大根の種を蒔いた畑に
びっしりと草が生えてしまいました。


畝の上に大根の小さな葉っぱが見えますが
畝の両側は「ひょう」という雑草ばびっしりと生えています。
これを草取りを使って手で除草していきます。

草取りに使うこの道具何というのか調べてみました ↓

ねじり鎌というそうです。
キヨノちゃんは「かっつぁき」と呼んでいます。
これでカツカツと草を取るからでしょうか?


↑ 山形では「ひょう」と呼ばれていますが
全国的には「スベリヒユ」または「タコ草」とも言われている害草です。
地下茎でつながっており、除草も容易ではありません。
ひょうの埋土種子の寿命は数十年とも言われ、しぶとい雑草です。

しかしこの「ひょう」は山形では食用として食べられており
幼苗は辛子あえにすることが多く、干したものを冬に食べることもあります。
山形県民は雑草を食べるとケンミンショウで言われました。
若いひょうは酢っぱみが少なく、大きくなるに従って酸っぱくなるそうです。
茹でるとなんと赤くなるそうで、これはびっくりです。
干したものはさっと茹でたものを干すそうです。
夏の雑草を冬のために蓄えておく・・・昔の人の知恵だったのです。
私はまだ食べたことがありません。
これは一度経験してみようかと思っています。


キヨノちゃんと2時間ほどできれいに除草しました。
朝6時から8時くらいまで、涼しいうちにやりました。

それにしても疲れた・・・中腰は腰によくないので膝をついて
最後には両膝をついてほふく前進のように進みました。
秋田=飽きた の三吉さんが来たよ~と言いたくなりました。
↑つまり嫌になったということです。

そこに救いの知らないじいちゃん(私だけが知らない)登場。
ひょうについて講義をしてくれました。

私たちが「ひょう」と言っているのが「おなごひょう」というのだそうです。
おなご=おんな


こちらを「おとこひょう」と言って、おなごよりも手ごわいそうです。
根が深く張って、種がたくさんこぼれてあっという間に広がるそうです。

ひょうにも男と女があるなんて
ひょんなことがあるもんです!人生を学んでしまいました。
そんな訳でこのじいちゃんの講義を聴きながら
(30分くらい講義が続いたので)
講義を聴きながら作業が思いのほか進んだのでした。

おなごひょう、おとこひょう
ほんまかいな?まゆつば?と
知らないじいちゃんを疑って調べてみたら

おなごひょう=スベリヒユ→食べられる
おとこひょう=イヌビユ→食べられない
ということがわかりました。
恐れ入りました!疑って申し訳ございません。

おまけ
片手草かき←2010年6月3日のブログ
以前調べたところによると、「片手草かき」と言うそうですが
「ねじり鎌」も同じだと思われます。

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