月別アーカイブ: 2018年10月

りんごの玉まわし

10月29日月曜日、朝からいいお天気だと峠を越えて
朝早く山形県にやってきました。
県境の気温は7℃、峠付近もかなり紅葉してきました。

りんごは真っ赤になっています。
しかしこれは半面です。

裏側にそっと回してあげると
まだまだ黄色いのです。
なかなか回らないりんごや落ちてしまうりんごもあります。
りんごの収穫は11月18日を予定しています。
それまで半面を真っ赤にして、全体が赤くなるようにします。

しかし今回とっても悔しいのは
てっぺん付近の真っ赤なりんごが鳥に食べられています。


ただでさえ少ないりんごなのに、悔しい!
いい子ちゃんのりんごばかりが狙われています。

集めてみると1本の木でこれくらいです。


コンテナ1箱くらいは食べられています。1箱は焼く20キロです。
今年は早くから、キラキラの細いひもをはっています。
このひもが鳥の羽に引っかかるのを嫌うそうです。

しかし今年は効果はあまりなく、真っ赤なりんごが狙われています。
鳥たちはグルメです。美味しいものしか食べません。
安全なものをよく知っています。
これでうちのりんごは安心、安全が実証されたわけですが
それにしても悔しいです。
今年はりんごがとっても少ないのに・・・
ますます減ってしまいます。どうしよう!

大わらじの奉納

東京の朝草寺の宝蔵門に10年に一度奉納される大わらじが
10月20日山形県村山市をトラックで出発しました
21日午後から浅草寺で奉納式が行われました。

山形県村山市は私たちの住む東根市から車で5分ほど
東根市は村山市と隣どうしで、新幹線の村山駅も家からは5分ほどです。
さくらんぼ東根駅は15分もかかってしまうので
新幹線に乗るときには村山駅の方が便利です。
 
その村山市で10年に一度浅草寺に大わらじを奉納しています。
奉納の様子です(村山市のホームページよりお借りしました)

山形のテレビでは出発式の様子を流していました。
わらじを運ぶ請け負ったトラック会社はご縁があるようにと
5円で浅草までの運賃を請け負っているそうです。

村山市役所では大わらじを展示していました。

私は東京渋谷区の生まれなので、浅草寺に小さい頃からよく行っていました。
父が駒形のどぜう(どじょう)が大好きで、よく連れていかれましたが
私はどうしてもどじょうが好きにはなれず
柳川(開いたどじょうを卵でとじたもの)の卵の部分を食べていました。
むぎとろにもよく行きましたが、
小さい頃はどうしてとろろが美味しいのかよくわからず、

その時にこの大わらじの話を父がしてくれて、山形で作っていると教えてくれました。
まさかその時にはこの村山市の隣の東根市に嫁ぐとは・・・・

りんご(ふじ)の葉っぱ取り

今日はリンゴの葉っぱ取りの作業をしました。
りんごのふじは6月に黒星病にかかり、90%を落果して廃棄しましたが
まだ少し木になっているので、何とかお嫁に行かせようとお世話をしています。

りんごスターズ 和たちを含めて4人の女性がりんごのお世話をしています。
りんごガールズと私たちは言っているのですが、60代が1人、50代3人です。

葉っぱをとると太陽の光がまんべんなく当たりりんごが赤くなります。

でも今年はこんな良いりんごがあまりありません。
残念ですが、現状を見てりんごふじのご注文も締め切ることにしました。

黒星病にかかり、今回も廃棄したりんご
袋に5個もありました。残念です。

黒星病にかかると、ほとんど成長していないことがわかりました。
これから、2週間後に玉まわしをして裏側になっている面を太陽が当たる側に向けます。

ラフランスの選別後

ラフランスの選別をしたら
かなりの量の虫が穴をあけたラフランスがありました。
なんと、コンテナに10箱!
それでなくても足りないラフランスが・・・
全く足りなくなってしまいました。

右の軸の所に2カ所穴があいています。

切ってみるとこんな感じです。
下の方も虫にやられていました。

今は1~3℃の冷蔵庫の中でラフランスは眠っているので
ラフランスを切っても中に虫はいませんよ~

虫たちは美味しそうなラフランスが大好き。
グルメなんです。
それに安全なものしか食べないナチュラリストなんです。

これで果樹園うめつのラフランスが安心、安全、おいしいことが証明されました。
しかし
代価が大きすぎる・・・

今年はご贈答用はまったく足りません。
本当に申し訳ございません。
ご注文は中止のままです。ごめんなさい。

現在、10月6日までにご注文頂きましたお客様に
注文数の減数をお願いしています。
毎日胃の痛い日々です。
ご協力頂き本当にありがとうございます。

ラフランスの選別作業

10月10日、何年か前は体育の日でしたね。
東京オリンピックの開会式の日でした。あの頃は幼稚園生でした。

今は農家のお嫁さんになって数十年、毎年10月は忙しい月になりました。
でも今日はとっても悲しい日になりました。
ラフランスの選別作業です。
状況はますます悪化、ご贈答用のラフランスは減るばかりです。

選別作業は
1、1個1個秤にかけてラフランスをL、M、Sに分ける
2、分ける時に、よく見て腐れや傷、虫に食われていないか、よくよく見る。
3、コンテナに入れて冷蔵庫に入れて予冷する。

今年は夏が暑かったせいで、虫の穴が開いたラフランスを多数発見。
これがまた本当に多い!
10コンテナもありました。1コンテナは21キロ(コンテナは2kg)
これがご贈答用になったらどんなによかったか・・・
かなり前途多難です。
注文の再開は難しいようです。本当に申し訳ございません。

もみすり作業

10月7日の明け方にはかなり強い風が吹きました。
黒い雲、白い雲、晴れたり曇ったり、時おり天気雨が降ったり、
台風の風がまだ残っている
安定しない空模様になりました。

今日は一年で一番重労働の籾摺り作業です。
稲刈りで刈り取った籾の皮をむいて玄米にする作業です。
これを30kgの米袋にいれて、籾入れに貯蔵します。

新玄米を30kgの米袋に入れます。


この米袋を籾入れに運びます。これが重労働です。
今年は私はお役御免で、清さんが参加してくれました。
助かります。例年だと私とはじめちゃんで30kgの米を運びました。


籾から(むいた籾)を風で飛ばして
ビニール袋に入れます。
これが私の仕事です。

この作業明日も続きます。
今日は筋肉痛でみんな早寝します。
新米が出来上がるまでもう少しお待ちください。

ラフランスショック!

10月6日は朝から気温がぐんぐん上がり、14時には30℃になりました。
暑い!久しぶりに暑い!
絶好のラフランス収穫日和です。みんなやる気まんまん!

し・か・し
台風が来る前に~と親戚を呼んで5人で収穫したラフランスですが
1番暑かった14時半に終了!
あっという間に終わってしまいました。

お昼ご飯が終わってあともう少しの所です。

今年は実が少ないな~と思っていたのですが
終わってみると収穫量は例年の1/3です。
畑に運んだコンテナが大量に余り持ち帰ることに~

この収穫量が少ない理由を考えてみると
1、気温が-15度の日が数日続いたことでラフランスの花芽が死んでしまった。
  枯れてしまった枝も多数あった。
2、受粉の時期の天気が悪く、気温が低かったので、さらに実の数が減ってしまった。
3、台風21号でラフランスが落果してしまった。
4、台風24号の吹き返しの風でさらに落果してしまった。
5、夏の暑さと乾雨が全く降らなかったので、虫に食べられたラフランスがたくさんあった→廃棄
6、夏の暑さでラフランスが甘くなり、てっぺん付近のラフランスが鳥に食べられてしまった→廃棄

こんな理由でラフランスの収穫量が少なかったと考えられます。
果物は収穫してみないとわからない、とがはじめちゃんがいいます。
さらに、箱詰めしてみないとわからない、とがキヨノさんがいいます。
皆様にご協力をお願いすることと思いますが
どうぞどうぞよろしくお願いいたします。

明日、あさってと籾摺り作業をします。
稲刈りして、脱穀、乾燥した籾(もみ)を玄米にする作業です。
こうして新米が完成してお届けすることができます。

台風25号が来る前に

10月5日金曜日の夜7時のNHKニュースで
山形県天童市でラフランスを台風が来る前に収穫している映像がでました。
果樹園うめつでも5日午後から収穫を始めました。

台風が来る前の空は不気味な黒さです。
カラス除けの旗がバタバタとしています。
風も強く、台風が北上しているのがわかります。

今年のラフランスは実の数は少なめです。
前回の台風24号の本体の風ではラフランスは落果しなかったのですが
その後の吹き返しの風で落果しました。少しと書きましたが
拾ってみるとコンテナ5個分くらいありました。

ラフランスは収穫適期があります。
ラフランスの中のでんぷんの分解が進まないと
後で熟成がうまくいかないのです。
早く収穫できればいいのですが、そうはいかないのがラフランスです。

ラフランスの軸はとっても弱くて
私のお尻がぶつかっただけで落ちてしまいます(笑)

6日は親戚に声をかけてなるべく大人数で収穫する予定ですが
なんぜ急きょお願いしたのでなかなか人数が確保できません。
何とか台風が来る前に収穫終了といきたいです。
応援よろしくお願いいたします。

稲刈り日和

10月3日は朝から真っ青の空。
気温も上がり、絶好の稲刈り日和になりました。
おととい、昨日と待ったかいがありました。
今日は平日なので、はじめちゃんと私の二人しかいません。
がんばらなくっちゃ。

稲刈りは朝露が上がった10時くらいから始めるのがベストです。
籾がぬれていると、機械に詰まってしまうのです。
今までに降った雨で田んぼはかなりぬかるんでいます。
まるで田植えのよう。
長靴が田んぼの土にとられてしまい、抜けなくなってしまいます。

稲刈り機械がぬかるんで動けなくなったら大変!
はじめちゃんが軽トラックに付けた籾タンクで運んでいる間
私がコンバインを運転します。ドキドキ
稲刈り機はキャタピラーですが粘土の土に翻弄されます。
午後2時に稲刈り終了です。
その後、いろいろと片づけをして、1週間ぶりに一度仙台に戻りました。
2泊の仙台滞在ですが、仙台でもやることは多数あり!
週末からは今度は籾摺り作業をしますが
台風25号の進路を見ながら、
ラフランスの収穫を先にするか~思案のしどころです。

角刈り

10月2日は朝からぱらぱらと雨が降るあいにくのお天気。
田んぼはなかなか乾かず、こんな感じです。


稲刈りする予定の隣りの田んぼです。。
この田んぼは稲刈りをした後ですが、稲刈り機の跡に水が溜まっています。
明日はお天気もいいので、稲刈りができそうです。

そこで午後から角刈り(かどかり)をしました。
田んぼの四隅を刈ります。


こんな感じに芸術的に手で刈っていきます。
腰にきます。
昔はすべて手で刈っていたなんてシンジラレナイ!
昔の人は偉いです、すごいです。

明日は稲刈りできますように。
台風25号がきませんように。