稲の出穂期(しゅっすいき)


稲はこんなふうに大きくなっていきます。
発芽期 → 幼苗期 → 分けつ期 → 幼穂分化期 → 伸長期
出穂期 → 受精期 → 結実期

稲の穂の出ることを出穂(しゅっすい)といいます。8月上旬に出穂期を迎えます。
出穂は、止葉に包まれて生長した幼穂が止葉を押し分けるように出てきて行なわれます。
出穂間近になると茎の先端がふくらみ(穂ばらみ期:1週間)、
出穂の前日には葉の合わせ目が開き、籾が見えるようになります。

出穂が始まると、その日のうち、または翌日には開花・受粉が行なわれます。
開花といってもイネの場合、花びらはありません。

穂が出ると、すぐに頴(のちに籾となる部分)が開き、白っぽいおしべが出てきます。
これがイネの開花で、晴天の場合、午前10時ごろから14時ごろまで、
曇りや雨のときには16時くらいまで続きます。
開花は稲穂の先端から始まり、穂全体が開花するのに、1週間程度かかります。


8月の田んぼ
暑くても緑の田んぼを渡っている風はさわやかです。

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