佐藤錦発祥の地


写真はさくらんぼ東根駅前にある「佐藤栄助翁像」です。
冬なので毛糸の帽子をかぶっているのがかわいらしくてシャッターをきりました。
腰に下げているはけご=収穫したサクランボを入れる籠には
5円や1円の小銭が入っていました。

佐藤錦は、果肉が堅く酸味のある「ナポレオン」と甘いが保存が悪い「黄玉」を
交配させてできた品種です。
初めての結実は大正11年、その2年後に優れた原木ができました。
最初の名前は「出羽錦」だったのですが、開発者の佐藤栄介翁に敬意を表し、
育成を支えた岡田東作翁が、砂糖のように甘い=佐藤栄助をかけて
「佐藤錦」と命名したそうです。

東根市はさくらんぼ生産日本一の町ですが
同じ山形県でも寒河江市(さがえし)の方が断然宣伝が上手で
演歌で「孫」を歌った大泉逸郎さんのサクランボ畑も寒河江市にあります。
ハガキの住所に「山形県 孫様」と書いて投函すると
郵便事業の対応処理で大泉の自宅に届くそうです。

そんなこんなで、寒河江がサクランボ生産日本一のように思われています。
ちょっと悔しいですが、東根市には大きな観光バスが停まるような道の駅もないし
(寒河江市にはチェリーランド寒河江があります)
何とかもっとアピールしてほしいものだと思っています。
チェリーランド寒河江


後ろ姿もなかなかかわいいですね。

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