山形弁入門口座 2

昨日に引き続き山形弁の入門口座をします。
山形弁でもおもに村山地方(山形市、天童市、東根市などをいいます)
の方言です。
私もお嫁に来たばかりの頃には夕食の会話がまったくわかりませんでした。
今は悪口もほめ言葉もほとんどわかるようになりました。
さあ実践に入りましょう!
—————————————————————-
東根太郎一家の夕食前の会話(例)

ちなみに夕方は「おばんです」=こんばんは とあいさつをします。

次男「いや~ 今日のテスト解らねくて しゃますした~」
(いや~ 今日のテスト解らなくて 苦労したよ)

長男「解らなねたって さすかえなえ~」
(解らなくても 大丈夫さ)

母親「さすかえなえあて お前だ だめだっぺした~」
(大丈夫なんて お前たち そんな事言ってはダメよ)

父親「ちゃんと 勉強すねど 偉ぐならんねぞ」
(しっかり 勉強しないと 偉くなれないぞ)

次男「偉ぐあて ならんたて いいもの」
(偉くなんて ならなくても いいよ)

父親「へらから 言わねで ちゃっちゃど 勉強すろ」
(ぺらぺら 言わないで 早く 勉強しなさい)

長男「父ちゃんは いっつも かすますえづね~」
(お父さんは いつも うるさいね~)

父親「いいが 言うごど聞かねど くらすけっがらな」
(いいか 言うこと聞かないと げんこつだぞ)

次男「ほだて 今日のテストのプリント どごさ いったが わがらねもは~」
(でも 今日のテストのプリント どこに やったか 解らないんだもの)

父親「解らねあて ちゃんと たねで 勉強すろ」
(解らないなんて きちんと さがして 勉強しなさい)

次男「勉強の前に まま かしぇろ」
(勉強の前に ご飯 食べさせて)

母親「ほれ いっぱい け~」
(さあ たくさん 食べなさい)

次男「ん く~」
(はい 食べます)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です