南陽はサクランボの品種で、佐藤錦のあとに収穫する晩成品種です。
南陽はたくさん芽をつけるので、芽かきをすると大粒のサクランボがなりますが
これはバクチみたいなもので
芽の数を減らしてしまうので、霜が降ると実がまったく無くなってしまいます。
この中で真ん中のちょっと細長い芽が葉っぱになる芽です。
この芽はもっとも大切なので取ってはいけません。
この周りの丸く膨らんだものがサクランボの実になる芽です。
これを2つか3つ残して取ってしまうのが芽かきです。
写真上部の葉っぱの芽と実になる芽を2つ残しています。
地道な作業ですが、霜が降らないように祈りながら
大粒の南陽の実を夢見て作業しました。
4月16日は晴れていましたが、
時おり強風が吹き荒れ脚立がゆれました。
この風なんなん?春の嵐?
南陽は2本しかないので、丸1日で何とか終了しました。
芽かきをするのは南陽や紅秀峰といった晩成品種が多く
サクランボの主要品種の佐藤錦は霜害にあって、まったく実をつけないと怖いので
果樹園うめつでは芽かきをしない方向で作業をしています。