– 自然観察」カテゴリーアーカイブ

夕暮れの田んぼ

9月27日夕暮れの田んぼです。

お彼岸が終ると秋の日は急に短くなります。
17時半の田んぼです。あたりはどんどん薄暗くなってきます。
国道13号線を走る車のライトがポツポツと点いています。
家路を急ぐ車でしょうか、あわただしい感じがします。

9月28日(土)は稲刈りです。
この1週間で全体の半分くらいの田んぼが稲刈りを終わりました。
今年は例年よりも稲刈りが早いようです。
天候に恵まれて、田んぼも乾いてぬかるみもほとんどなく
無事に稲刈りが進むように祈るばかりです。

山を見ていて、ふと清少納言の枕草子が浮かびました。
高校の古典の先生の「二宮むら子先生」に暗誦させられました。
立って暗誦の発表をさせられたっけ。

春はあけぼの・・・  ここは有名!
夏は夜・・・
そして思い出したのが秋の情景です。

秋は、夕暮。
夕日のさして、山の端(は)いと近うなりたるに、
烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。
まいて雁などの連ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。

ああ~山の端ってこういうのを言うんだな~なんて
二宮むら子先生を思い出したのでありました。
何年ぶりだろう。古典もこんなところで役に立つ???のかしらん。

ラブラブイナゴ

イナゴ発見です!
それも2匹、ラブラブです。
失礼いたしました・・・

稲刈りをしていると稲の間からイナゴがぴょんぴょん現れます。
朝のうちはイナゴは少なく、動作も鈍いですが
午後になると動きも軽やかになり、私の所にまで飛んできます。

だんだんイナゴも太ってきて美味しくなるのでしょう?!
稲刈りの時にイナゴを捕まえている女の人たちを見ることができます。
これから食卓にイナゴの佃煮が乗る日々でしょう。
梅津家でははじめちゃんだけがイナゴを食べます。
キヨノちゃんは今は食べません。

イナゴ

今年初めてのイナゴとの出会いです!

名付けて2013年初イナゴ
田んぼで見つけたのではありません。
精米をしている小屋のコンテナに飛んできたのです。

リンゴの師匠であるキヨノちゃんの姪っ子のレイコさんが
今年初のイナゴの佃煮を食べたそうですが
まだ未熟な味???がしてもう少したった方が美味しいそうです。

私はイナゴは苦手なので食べませんが
捕まえるのは大好きです。
稲刈りの後半の時期がイナゴが一番美味しいといいます。
動物にも植物にももちろん野菜にも「旬」という季節があるのですね。

もちろんイナゴちゃんにも旬があるのですね。

雨に濡れたリンゴ

まもなく収穫まぢかなリンゴ(昴林=こうりん)です。
先日の台風18号が近づいてきた日の朝に撮影しました。


雨に濡れて、泣いているように思えました。
ちょっと悲しげです。

「台風で落果しなくてよかったね。」と
思わず声をかけてしまうのでした。
果物や稲を相手に話しかけているオバサン現象が出始めた私です。

台風18号

日本列島に甚大な被害を出して駆け抜けていった台風18号ですが
皆さまのお住まいのところでは被害などはありませんでしたでしょうか?

山形県東根市では朝は太陽も顔を出しましたが
8時くらいからポツポツと雨が降り出しましたが
それほど強い雨にはならず、降ったりやんだりでした。
14時くらいから雨脚が強くなり、窓を打ち付ける雨になりました。
風もでてきて、台風らしくなりました(すみません)

15時過ぎに雨風が少し弱まってきたので
軽トラックにはじめちゃんと乗って
畑や田んぼの見回りに行きました。

稲が倒れている田んぼがあります。
ラフランス畑では数十個、風でラフランスが落果しています。
リンゴは数個の落果ですみました。

写真を撮りたかったのですがフロントガラスは雨だらけ
外に出るのは勇気がいるくらいの雨です。
この時点での写真撮影は断念です。
それでは申し訳ないので
16日朝まだ雨が降り始めの頃に撮った写真です ↓

雨に濡れた稲です。
ますます重そうにこうべを垂れています。

9月の畑~あれから

9月11日のサクランボ畑です。
9月2日のブログより10日あまり・・・です。

昼間でも虫が鳴いてすっかり秋の気配です。
7月18日の豪雨で枯れそうなサクランボの木3本のうち
1本は完全に枯れてしまったので、「すぐやる課」のはじめちゃんは
私が仙台に帰っている間に切り倒してしまいました。
なんとすばやいのでしょう。

すぐやる課とは、はじめちゃんに付いたあだ名です。
明日でいい~といっても、できる限りすぐにやりたいA型です。
明日お願いします、と言っても、もうやっている・・・ありがたい限りですが
切らなくてもいいのに、と思ってしまう私です。
もしかしたら来年芽がでるかもしれないのに。
見解の相違かな?

残りの2本は何とか生き残っています。

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葉っぱはずいぶん落ちてしまいましたが
けなげにがんばっています。


葉っぱも以前とあまり変わらない感じです。
枯れている木は葉っぱは縮まって、茶色くなってカラカラになっています。
この葉っぱを見る限り、ダイジョウブそうです。
よかった~

9月2日のサクランボ畑

サクランボのその後

7月18日の山形県の豪雨で枯れそうになったサクランボの木の
3本のうち、1本は瀕死の状態です。


葉っぱは枯れて茶色になり、カサカサです。
葉っぱの無い枝もあります。
「来年になったらもしかしたら元気になるかも?」と私は思っていますが
経験豊かなはじめちゃんはこの木はもう駄目だと言っています。
根っこが腐っているらしいのです。
豪雨で畑に水がたまって、根っこがやられてしまったようです。

他の2本の何とか頑張っている木の葉っぱです。
葉っぱに茶色の斑点が見られます。


こちらはうまくいくと来年も枯れずに残ってくれるかもしれません。
それを祈るばかりです。
これからも見守っていきます。

8月末のラフランス畑


8月末のラフランス畑です。
カラスよけの偽物のカラスのカー子がスタンバイ中。
はじめちゃんの用意のよさは最高です。


ラフランスは特有のさび色の点々が目立つようになりました。
これはラフランスの特徴です。
「さび」とも呼ばれています。
茶色と緑色がありますが、
調べてみると茶色いラフランスの方がお味が良いそうです。
本当でしょうか?今年は食べ比べをしてみたいと思っています。

初秋の果物

初秋の果物、すもも=プラムです。
うちの隣りの畑のプラムです!
新しい畑の隣りなので木になっているスモモを見るのは
お恥ずかしながら今年が初めてです。


一つ一つ袋をかけている高級スモモもあります。
このスモモも一つ一つ摘果をしています。

おいしそう~一つ頂き~なんてことはしてはいけません。
誰がどこで見ているかわからないのです!
写真を撮っていても怪しまれることもあります。
細心の注意です。

こちらはうちの和梨です


以前写真に写した時よりも大きくなっています。
梨の模様もはっきりしてきたような気がします。

台風5号の進路も気になります。
9月1日は二百十日、これから台風の襲来がたびたびあります。
ラフランス、リンゴたちが無事に収穫できますように。

津軽(つがる)

津軽はリンゴの品種です。
早生品種でリンゴの中で一番早く収穫できます。
ゴールデンデリシャス×紅玉  をかけ合わせたもので
8月下旬~9月中旬に収穫できます。
果汁が多く、甘みが強いが果肉は比較的柔らかい品種です。
青森試験場で1970年に生まれ「青り2号」と仮称命名され、
1973年に「つがる」と命名された比較的古い品種です。


お盆には青い(まだ緑色の)津軽がお墓にお供えされていました。
夏の暑さでずいぶん赤くなりました。
一つ食べてみましたがまだちょっと青臭い感じです。


双子の津軽ちゃんです。
摘果をしそびれてしまったのでしょう。
かわいい双子になっています。
どちらかを落とせばいいのでしょうけれど
なんかもったいなくてそのままにしています。