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夏の思い出~八甲田山雪中行軍遭難資料館

この夏の出来事で一番印象に残った所はここ。
ぜひ皆さんに行ってみてほしい所です。

八甲田山雪中行軍遭難資料館  青森市幸畑字阿部野163-4
にあります。青森から八戸に向かう途中に地図で見つけました。
八甲田山雪中行軍遭難資料館
時は日露戦争の2年前の明治35年に
旧青森歩兵隊第五連隊第二大隊が八甲田山中で、
199名の将兵を失う大惨事の様子を展示しています。

新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」は就職した時の新人研修で読まされました。
その後映画を見て、リーダーシップとは何かという題でレポート、グループ討議
昔はディスカッションなんて言いませんでした。
その後、映画を何度も見る機会があり、筋書きはばっちり。だと思うけど。

だから地図の中にあった「八甲田山雪中行軍遭難資料館」の文字で
もう行くっきゃない!と車を戻して向かいました。
8月15日だったので何かが呼んでいるような気がしたのです。


「八甲田山雪中行軍遭難資料館」右側に幸畑墓地があります。
写真はネットからお借りしました。八甲田山雪中行軍遭難資料館


資料館の内部です。写真を撮ってはいけないと思ったのですが
なんせ、だ~~~れもいなかったので、ついスミマセン。
8月15日ですよ。
私たちの後、ポツポツとお客さんが来ました。ホッ!

まずは10分ほどの映画を見てだいたいのことを学びます。
小説を読んだことのない人もこれを見ればよくわかります。
実は小説は新田次郎の脚色がたくさんあり、
真実ではない部分もたくさんあることがわかりました。
これについては自衛隊の方でも抗議したそうですが
あくまでも小説なので、この資料館でじっくり学んでほしいということでした。

資料館には実際の行軍の服装、持ち物なども展示してあります。
明治の時代に木綿の服、わらじ、ピクニック気分で出かけたといいます。
軍の偉い人でもラシャの服、生き残った人は当時めずらしいゴム長靴をはいていたそうです。
詳しく資料館の中の様子を書いたブログもあるので
興味のある方はぜひ検索して見て下さい。


幸畑墓苑
写真を撮るのをなぜかはばかられました。
とても神聖な場所なのです。ボランティアガイドの方に説明して頂きました。
暑い暑い日です。今日は終戦記念日、ここに立っている事が不思議です。

上の写真の両脇にこのような白い墓標が立っています。

この写真はネットからお借りました。
亡くなった方はご実家のお墓に埋葬されているので
ここにはお骨は入っていません。墓標だけが立っています・

この墓地の向かって左奥に宮城県人だけの慰霊碑が立っているそうです。
ここにどうしても連れて来たかったとボランティアガイドの方に言われました。
宮城から来た人だけに説明しているそうです。

私たちはこの話を聞きながら、ここに連れてきた人がいると思いました。
資料館をさっと見て八戸に行く予定でしたが
ここにいたのは何と2時間、8月15日です。
何かあると思いませんか?
このお墓はとても不思議な空間でした。
霊とかではなく、パワースポットという言い方ではなく
この話を聞いてもらいたいという願いが私たちを呼んだような気がします。


ボランティアガイドの方と一緒に記念撮影。
1時間以上も炎天下で説明して下さいました。
資料館を見終わってロビーにいたら、ガイドの方から
「墓苑をご案内してもよろしいでしょうか?」と言って下さいました。
ありがたいことです。
いろいろとお話ができて理解が深まりました。
戦争の悲惨さ、軍隊の指揮系統、リーダーシップの大切さ
学んだことが多かった・・・ちと疲れた・・・
これから八戸に行って、八色センターに行って
仙台まで帰りつけるのか実は不安になったのも事実です。

八戸までの近道をボランティアガイドの方に教えてもらい
実際に後藤伍長が立ったまま発見された場所へ ↓

仮死状態で立ったまま発見された後藤伍長の銅像。
ここにはたくさんの人が集まっていました。
声を大きくして叫びたかった
「ぜひ八甲田山雪中行軍遭難資料館に行ってみて下さい~~~」と
でも叫べませんでした。スミマセン。へたれです。

この銅像の後藤伍長が生き残っていたので、
遭難の実態がわかりすぐに救難隊を出すことができたのです。

総勢210名のうち救出された人は17名。
そのうち治療中に亡くなったのは6名だそうです。
わずか3名だけが四肢健全な状態でした。
凍傷で手や足を失った人はその後の兵役を免除され
銅像になった後藤伍長は県会議員になり、
指は凍傷でなくなったのですが
上手に字を書いたり、杯でお酒を飲んでいたそうです。
その他の人たちも地元に戻って地元のために働いたそうです。

その反面、凍傷にならずに回復した人たちはわずか3名で
その後、再び軍に戻り、日露戦争の二百三高地の激戦で戦死しているそうです。

手足を失ってしまったものの、長生きした人たちと戦死した人たち
この後の人生がまったく変わっていくのです。

この記念館ができた時には後藤伍長は馬に乗ってかけつけ
生存していた人たちも全国から集まったそうです。
これらのお話はボランティアガイドの方との質疑応答で教えてもらいました。
本当に有意義な時間でした。
ありがとうございました。

詳しいサイトがあります。

ガンガラ穴

先日行った青森への旅の思い出です。
青森県深浦町の「ガンガラ穴」です。

青森県の不老不死黄金崎温泉の手前にある「ガンガラ穴」
青森県の日本海側の地図です ↓

山側には世界遺産の白神山地もあります。
ここはいつかゆっくり泊ってトレッキングに来たい所です。

ガンガラって何?
看板を見て、音の響きに吸い寄せられるようにやってきました。
そこはプライベートビーチのような岩場の入江で
天然のプールのようで、子供から大人まで楽しそうに海にもぐっていました。
近くにこんなすてきな岩場のプールがあったらどんなに楽しいことでしょう。

象岩(ぞういわ)と書いてあります。岩はゾウの形に見えます。
売店に張り紙がしてあります。
ボート1漕 3000円
4人以上で1人700円、
乗りたい人は民宿に電話するように書いてあります。
私たち二人の他には乗りそうな人は見当たりません。

海で遊んでいるのは10人くらい、
私は二人で3000円でも舟に乗ってみたかったのですが
清さんは舟があまり得意ではないのです。(やっぱり山形育ちだな~)
意見が合わず、乗らない事に・・・あああ~残念だな。


象岩です。何となくゾウの形に見えます。
きっと鼻のあたりを舟でくぐるのでしょう。


深浦の町のホームページからお借りした写真です。
やっぱり乗りたかったな~

黄金崎 不老不死温泉

黄金崎 不老不死温泉
夕日を眺めながら入れる温泉です。
一度入ってみたいと思いつつ・・・混浴だと聞いていたので
ちょっと、ちょっと・・・
混浴は無理だな~なんて思っていました。

山形から青森まで行く間によっと寄り道
まずはどんな所か見ていくことになりました。

海に面した建物には内湯もあり、そこから露天風呂に歩いて行きます。



左側が混浴、
右側の入口は女湯と書いてあります。
女湯もあるんです!
そして驚いたのは温泉に入る時に着る湯あみ着が売っていた事です。
これなら混浴も安心です。
でも女湯があるなら、女湯に入ります!


温泉の様子です。
ネットからお借りしました。
これを見てますます入浴して見たくなりました。

今回はお昼前に行ったのであまりに暑くて温泉に入るのはやめました。
この日青森では最高気温が34℃でした。
いつかよくよく晴れた日の夕日が沈む時に
露天風呂に入ることを決めて帰ってきました。
楽しみがまた一つ増えました。

青森県立美術館

「あおもり犬」に会いたくて「青森県立美術館」に来ました。


あおもり犬です。
思ったよりもかなり大きいです。
それにしても癒される・・・しばし座って眺めていました。

「あおもり犬」があるなら「やまがた犬」があってもいいよね。
あきた犬は本当にいるから・・・全国の県の美術館に「●○犬」がいたら楽しいよね。
なんてバカなことを言っておりました。
スミマセン


青森県立美術館へのアプローチ
ここからかなり歩きます。気温は33℃、かなり暑いです。


美術館の入口です。
白で統一されたおしゃれな建物です。
中もすべて白で、天井も高くてとてもおしゃれです。
大きな絵が飾られた大ホールのような空間はオドロキです。
中は撮影禁止なのでしっかりと見てきました。

あおもり犬に会うまでは階段を上ったり下りたり

こんな光のある空間を歩いて会いにいくのはちょっとロマンチックです。
夕方の光が優しかったです。

東根からは新庄~横手~男鹿~深浦~鰺ヶ沢~五所川原~青森
男鹿からは日本海側を通って海を眺めながら走りました。
宮城から太平洋側を東北自動車道を通って行くのと違って
内陸から日本海側を行くのとはまた違った味わいでした。

月山へ

うだるような8月11日、日曜日。
たいくつしているはじめちゃんを連れてどこか涼しいところへ・・・
ということで5月の連休でようやくスキーができる月山へ
清さんが運転して3人で行きました。
はじめちゃんは月山はいつも見てるだけなので
いつか上ってみたいと思っていたそうです。
80歳のじいちゃんとは思えないチャレンジ精神!

ペアリフト乗り場までは駐車場から歩いて20分くらい。
かなりの登り坂をテクテク歩いて行きます。
私の方がバテ気味です。
腰の調子はだいぶいいのでリハビリです。


月山ペアリフト乗り場です。往復1000円。
ここからまた階段を上がっていよいよ乗ります。
ペアリフトなので2人と1人だよね、
はじめちゃんと私が乗るしかないか、清さんは一人でさっさと乗っていきました。


前方のリフトには清さんが乗っています。
片道20分近く、だんだん空気が冷たくなっていきます。
頂上は半袖では寒いかも?
以前10年くらい前に来た時にはかなり寒く、
リフト終点の売店ではストーブを焚いていました。

頂上に到着、リフト下り場には二人の係りの人がいてくれて
慣れないはじめちゃんもちゃんと下ろしてくれました。

月山の頂上は写真の上の道を延々と上っていきます。
今回は軽装なので当然これ以上は上りません。
周りの人は登山の格好をした人ばかりで
中にはスキーを担いでいる人もいました。


まだ雪渓がところどころ残っています。
「アイゼンの貸出」なんていう張り紙もありました。
Tシャツでは寒いかと思っていたら、ちょうどいい!とはじめちゃん。
かなりリフトが楽しかったようです。

はじめちゃんは帰りのリフトで
ユリやキキョウなどの花を見る余裕も出て
子供のように足をバタバタさせながらリフトに乗っていました。

月山を下りるにつれて気温も上がっていき
1時間ほどでまた元の暑い暑い山形になっていました。
山の風は心地よか~です。

月山観光開発株式会社のホームページ
リフト乗り場の手前には志津温泉があり、
夏休みの今は合宿の学生さんでにぎわっていました。

新潟市西区大農業まつり

半月も毎朝4時に起きていたので
朝4時になると目が覚めてしまいます。
また寝るのですが、眠りが浅く、また起きてしまいます。
それでなるべく早く寝るようになりました。

でもなかなかやる気がおきません。
毎年サクランボの仕事が終わると抜け殻症候群になります。
山形にいるときにはならないのですが
仙台に帰ってくると気が抜けて、何にもやりたくなくなります。

そんな訳で、清さんが新潟の「すいかまつり」に行こうと誘ってくれました。
まあ私は車に乗っているだけなので
気分転換になるのでは?かなり優しいけれど、
自分がいきたいのはかなり見え見え
新潟市西区大農業まつり「すいかまつり」

でも仙台から新潟までは高速で3時間半、
10時からなので朝6時半に仙台を出発しました。
新潟について目指す方角には黒い雨雲,
嫌な予感がします。
駐車場には早くも車の列が、15分ほど並んで車を駐車することができました。
会場についたのは10時15分


会場には「すいかタワー」がお出迎え
すでに、とうもろこしやスイカの即売場には長蛇の列
私はトウモロコシ、清さんはスイカの列に並ぶ
5Lのでっかいスイカをゲットしました。とにかく重いのです。

トウモロコシは5本500円、10本千円のみ
スイカは1個1300円
スイカの試食コーナーも人人人!


スイカにかぶりついている人たち
大人も子供もパクパク!


大きいスイカ、小さいスイカ、お好みの大きさに切ってくれます。
気前がいいのでびっくりです。
写真に写っているのは私ではありません、
シャッターを切ったのが私です。
(あしからず・・・)

スイカの試食をして、スイカを1個買って、トウモロコシを5本買って
うろうろしていると、大粒の雨がすごい勢いで降り出しました。
あらら嫌な予感が当たってしまった。
みんなテントの中に逃げ込む、走る走る・・・
15分ほど雨が降りしきる。
せっかくのイベントもしばし中止です。

その後大きなスイカとトウモロコシを抱えて
山形に向かって帰りました。
スイカは半分ずつ仙台と山形で仲良く分けました。
甘くて美味しいスイカでした。

過去の遠足シリーズ~浄土平

5月の連休の後の日曜日に福島県の浄土平に行ってきました。
まだ雪がかなり残っていました。

福島には何度もドライブに行きましたが
浄土平に行ったのは初めてで(たぶん・・・)
火山ガス情報等もでていて
下山してきたリュックを背負った人たちが三々五々休んでいる午後3時でした。
ちゃんと装備をしてきたら、せめてしっかりとした運動靴を
はいていたならば上れたでしょうが、ヒールの靴ではちょっと・・・


浄土平です。
この前方の山(浄土平)に登ることができます。
山の上に人の影が見えて、火口のようになっているそうです。
↓ このページをクリックすると空から見た火口がみえます。
浄土平・吾妻山


一切経山
ここは噴火の煙が出ています。日本は火山国だな~と思う瞬間です。

浄土平ビジターセンター
ここには浄土平で見られる植物の情報や山の情報など
山に登らなくても楽しめます。
木道のハイキングコースなら歩けるかな~

ビジターセンター脇の木道
写真の角度がよかったのか、清さんの足がやけに長い!
写真写りのいいお方だ!

こんどはちゃんと装備をして再度チャレンジしたい所です。

初夏の大ケヤキ

葉がしげって、りりしくなった大ケヤキです。

ちょっと見ない間にびっくりするくらいに葉が多くなりました。
4月に入学した1年生も学校に慣れてきたことでしょう。
1時間目が始まった頃でしょうか?
朝の光が葉の間からこぼれてきます。
し~んと静まり返った学校です。


大しめ縄が奉納されました。
昔は木の幹に巻かないのは木の負担を減らすためでしょうか?
優しい配慮に大ケヤキも喜んでいることでしょう。

白石~七ヶ宿~赤湯~蔵王

連休最終日、お天気もよく、気温も上がってきたので
プチドライブにでかけてきました。
まずは小原温泉に立ち寄ってみようと下りていったところ
芝桜が見ごろなスパッシュランドへ偶然行くことができました。

これはまったく偶然でラッキーは発見でした。


芝桜がきれいです。
朝9時半ということもあり、まだまだ人は少なめです。


スパッシュランド白石から芝桜の咲いている所までつり橋がかかっています。
本当はこのつり橋を通って芝桜を見に行くのが順序みたいですが
私たちは反対に来てしまったのです。
まあそれもいいか・・・
スパッシュランド白石のホームページ

道の駅「七ヶ宿」でひと休み、
笹ゆべし1個80円(ばら売りをしてくれるので2個お買い上げ)
ほんのり甘くて古代米が入っているゆべしです。

七ヶ宿ダムを見ながらパクリ!


途中ミズバショウの群生地の看板があり思わず立ち寄ると
プチ尾瀬のよう!1周4キロ弱の木道の道があります。
途中ショートカットして2キロをてくてくウオーキング。
ゆべしを食べた分はここでちゃんと運動、運動。

二井宿峠を越えて山形県に入ります。
まほろばの里、赤湯市です。
ここは辛みそラーメンで有名な龍上海本店があります。
しかし龍上海は何度も食べているので違う店に挑戦しようと選んだのは

ラーメン館「くめ」
赤湯駅近くの沖野小学校のまん前にあるお店です。
以前に「囲ろり」には行ったことがあるので、今回はここをチョイス。
入ってくるのは地元の人ばかり、中太のちぢれ麺でスープも奥深い味。
ちょっと麺の茹で方が柔らかかったかな?
清さんはスープがもっと熱々だったらよかったな~と言っています。
赤湯ラーメンの水準はかなり高いのであります。
ねぎみそラーメン800円、
ニラが入っているのがここのお店の特徴です。

この後、山形県側の蔵王から宮城県に抜けるルートを走ると
まさに別世界。なんじゃこりゃ!

刈田岳山頂付近は雪の壁でした。まさに冬!気温は8℃。
風もありジャンバーがなくては居られない・・・

ちょっと下って「こまくさ茶屋」で休憩。

こまくさ茶屋の草だんご 300円
上に味噌を塗ってくれます。ふわふわの草の香りがするお団子でした。
春の味だ~

ここから青根温泉~秋保温泉~愛子~泉中央と
渋滞を避けながら仙台に戻りました。泉中央着は15時半。

若芽から雪の壁まで楽しめた連休最終日でした。
渋滞にはまることもなく、有意義に過ごせた6日でした。

山形県遊佐町・先沢川の桜

3月4月とずっと忙しかった清さんと久しぶりのドライブです。
今年の連休は今のところ予定がないので
桜を求めて、山形県の庄内にある遊佐町、先沢川の桜を見に行ってきました。

4月28日は風があって寒い!気温は10℃あるのに春のコートでは寒すぎます。
どうりで人出も少なめです。

家族連れもカップルも桜を眺めるよりも
さっさと土手を歩いている感じです。
とにかく風が吹いて寒いのです。手袋が必要?
いつも出ている「ババヘラアイス」のお店もでていません。

桜の花が以前に来た時よりも少ない感じです。
床屋さんに行ったばかりみたいに花がまばらなんです。
陽気のせいでしょうか?

人がまばらです。
っていうか、誰もいません。
桜も清さんも寒むそう・・・寒いんです。
暖かいコーヒーが飲みたくなりました。
花より暖かいもん!そうだおでんだ。おでん食べたい!

2009年に行った時のブログの写真をぜひご覧ください。
この日は鳥海山までくっきりと見えて
暖かくてお花見日和でした。花もぎっしりで満開でした。
2009年4月21日のブログ ←ここをクリック